読者の方から、
しじみ習慣は髪に良いのですか?
という質問が来ました。
しじみ習慣というのはしじみのエキスを主成分とするサプリメントですね。
そこで、
今日は、「しじみは髪に良いのか? 」のという質問にお答えします。
ただし、「しじみしゅうかん」は、日本食研の「しじみ習慣」というシジミのサプリの商品名ですから、「シジミ」の話です。
目次
シジミの健康効果
このサイトでは、化学物質に頼らず、髪の毛にいい食べ物や髪の毛に優しい天然由来の育毛剤などで薄毛を回復させようと努力しているのですが、
シジミが髪の毛に良いというのは、
その成分である「オルニチン」が関与しています。
シジミのオルニチンは肝臓にいい
オルニチン はアミノ酸の一種で、アルギニンの分解によってできるものです。
オルニチンは肝臓を守る
オルニチンは、食物から摂取されると腸で吸収され、肝臓、腎臓、筋肉などに移行しますが、主に肝臓にでの「オルニチン・サイクル」という身体に有害なアンモニアを代謝する代謝経路で重要な働きをしており、肝臓を保護したり、肝臓での蛋白質合成を高めるは働きをしています。
肝臓を沈黙の臓器
肝臓はしばしば、“沈黙の臓器”といわれます。
肝臓には痛みを感じる神経がないため、障害を受けたり、癌などの冒されても痛みなどの自覚症状が全くありませんから、健康診断で指摘を受けたり、肝臓の障害が原因で、他の症状が出て初めて肝臓の異常に気が付くことが多いのです。
人間ドック受診者の4人に1人、男性では3人に1人が肝機能に何らかの異常が認められるというほど、現代人の肝臓は酷使されているのです。
あなたの、健康診断の肝機能検査指数はどうだったでしょうか?
肝機能に関する検査項目はたくさんあります。
AST、ALT、LD、ALP、LAP、γ-GT、ChE、グアナーゼ、総ビリルビン、直接ビリルビン、TTT、ZTT、総蛋白、アルブミン、A/G比、などですね、、、。
肝臓はそれだけ大切なのです。
まあ、一般的な検査項目は、AST、ALT、γ-GT、でしょうか、、。
オルニチンの効果
オルニチンは、特に肝臓に良いのですが、実際にオルニチンの効果はどんなもの?
- 疲労改善効果
- アルコール性疲労改善効果
- 運動のパフォーマンス改善
が挙げられています。
飲み過ぎた時には“シジミが良い”とは良く聞くことですね。
日本食研の、「しじみ習慣」のコマーシャルでも、アルコールですね。
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髪の毛とシジミの関係
さて、問題は「髪の毛とシジミ」ですよね。
色々調べましたが、 残念ながら、
シジミが薄毛に劇的に効果が有る!という話はなさそうです、、、。
あるブログに、
「しじみ汁を毎日飲むようにしてたら、明らかに濃いしっかりとした髪の毛になってきた。もちろん育毛剤はちゃんと使っているが、育毛剤の時だけとは全然違う。濃くすればするほど効果が高まっているように感じる。しじみの何の成分が効いているのかは知らないが、実際に髪の毛が違ってきたのは事実。」
という文書を見つけましたが。
なぜ?と思って、文献を調べてみましたが、「オルニチンと発毛」に関する文献は見つかりません。
ポリアミンは育毛に良い?
しいてあげれば、「オルニチン」は、体内に入ると「ポリアミン」という物質に変わるのですが、ポリアミンは、細胞増殖に深く関与している物質です。
ポリアミンがポリアミンがないと細胞分裂や増殖は行えないことが知られ細胞分裂には必須な栄養素です。
さらに、加齢によって、体内のポリアミンは減少する事が知られており、老化との関連も示唆され、ポリアミンには抗加齢効果が有るのではないかといわれています。
発毛は、毛母細胞の細胞分裂によって生み出されるのですから、加齢によって減少したポリアミンが補われることによって、発毛が促進することが充分考えられます。
納豆にはポリアミンがたくさん含まれ、動脈硬化を抑制したり、アンチエイジング効果が有ると評判になったこともあります。
シジミには有用な物質がたくさん含まれる
シジミにはポリアミンの他にも、体に良い栄養素が多く含まれていますが、なかでもタウリン、ビタミンB群、鉄分などが育毛にいいと考えられます。
タウリン
タウリンは魚貝類に多く含まれている栄養素で、なかでもシジミには多く含まれています。
タウリンは、肝臓内の中性脂肪を取り除いて肝機能を高める働きがあり、蛋白質の合成を促進しますから、発毛に良い方向に働きます。
また、交感神経抑制作用があり、ストレスなどのダメージを緩和し血管の収縮抑制や血行促進に良いと考えられます。
ビタミンB群
ビタミンB群は代謝を促したり、皮膚の生成や粘膜の保護を助ける大切な役割を担っており育毛には欠かせないビタミンです。
鉄分
鉄分が不足すると、酸素を運ぶヘモグロビンが減少し、全身に酸素が行き届きにくくなり、当然、毛母細胞の活動も鈍くなり、抜け毛や薄毛の原因になります。
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身体のためにシジミを食べよう
私も最近はシジミを余り食べませんね、、、。
色々調べましたが、シジミは身体に良いのですね。
身体に良いと言うことは、もちろん髪の毛にも良いのです。
シジミは、汽水性といって海水と真水が混じったところで生育するんですね、主に塩分濃度が1.5%以下(海水は約3.5%前後)の水域で採れるとのことです。
有名な産地としては、島根県の宍道湖(宍道湖七珍の一つ)が浮かびますが、北海道の網走湖、青森県の十三湖、宮城県の北上川、などが大きな産地らしいです。
日本本土の在来種としては、汽水性のヤマトシジミと淡水性のマシジミ、セタシジミの計3種だそうです。
しかし、市場に出回っているものは、中華人民共和国、大韓民国、ロシアなどから輸入されたタイワンシジミ類 も多く、日本国内産と比べて、比較的廉価であることや、日本国内産との識別が難しく、種の特定も困難なため、産地偽装なども多いそうですから注意が必要です。
サプリメントの購入時には、原産地の確認が必要ですね。
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