日本毛髪科学協会の認定講師で毛髪診断士の けんぞう です。
今日もご覧になっていただきありありがとうございます。
今日も科学的根拠に基づいた育毛関連の情報をお届けしたいと思います。
はじめに
2019年10月に発売開始したニューモ。
2020年８月までの約10か月間で累計出荷本数100万本となり、その後２カ月間で200万本を突破。
2021年7月には累計700万本と期初想定の約2倍の売上げを記録している。
そんなファーマフーズが、ニューモの育毛成分を配合したまつげ美容液「まつ毛デラックスＷＭＯＡ（ウモア）」を発売すると発表し、予約販売が開始された。
第一次予約の発送は12月初旬から、第二次予約の発送は2022年1月からとのことだったが、
メルカリ上には既に出回っており、もう第一次予約の商品は発送されているようです。
まゆ毛育毛剤「まつ毛デラックスWAMO」の成分や効果はどうなのでしょうか？
まつげ美容液WMOAの成分は育毛剤ニューモと同じ？
育毛剤ニューモは発売以来、驚異的に売上げを伸ばしており、
ともいわれています。
ニューモは、シャルレとファーマフーズが開発した育毛剤で、
ファーマーズは、
ニューモは、発毛促進等に効果がある３つの有効成分に加え、
当社が開発したタマゴ由来の育毛成分「HGP」が配合された製品です。
としておりますが、
3つの有効成分とは、
- センブリエキス
- グリチルリチン酸ジカリウム
- D-パントテニルアルコール
であり、おおよそどの育毛剤にも含まれている成分です。
特に注目すべきは、
シャルレとファーマーズがタマゴ由来の新規育毛成分のサプリを開発
でもご紹介したように、
ファーマフーズが発見したというHGPです。
タマゴには1日タマゴ3個で「勃った」「髪の毛が生えた」 という記事でもご紹介したように、タマゴには発毛に良い成分が含まれているのですが、
ファーマフーズが、ヒヨコはタマゴから生まれたときにはもう羽が生えているということに注目し、
タマゴから発見した新しい育毛成分であるHGPを発見し、国際特許を取得しています。
HGPとはHair Growth Peptide（ヘアー グロース ペプチド）の略で、髪の毛を成長させるアミノ酸というものです。
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ファーマフーズのまゆ毛美容液WMOAの有効成分
さて気になる、ファーマフーズのまゆ毛美容液WMOAの有効成分ですが、
育毛剤ニューモと全く同じように、
HGP＋3つの成分
が主成分で、10種類のまつ毛ケア成分も配合されています。
さらに、
まつ毛の、
- 根元側
- まつ毛側
に作用する多くの成分も配合されています。
そして、美容液を塗るハケ毛も「根元側用」「まつ毛側用」に別れているようです。
さてまつ毛に対する効果ですが、、、
HGP＋3つの成分であるセンブリエキスやグリチルリチン酸ジカリウム、D-パントテン酸などについては育毛効果があるとして「医薬部外品」として認められていますが、
まゆ毛に対する効果については育毛効果があると認定されていません。
これは、まゆ毛に対して効果がないと言うことではなく、
医薬品医療機器総合機構に申請されていないので「化粧品扱い」になっているため「まつ毛美容液」ということなのです。
頭髪もまつ毛も基本的には毛包の毛母細胞の細胞分裂によって産み出されるのですが、
まゆ毛の成長は髪の毛の成長に比べて遅いようです。
| 毛の種類 | 成長期 | 退行期 | 休止期 | 1日に伸びる長さ | |
| 髪の毛 | 2～6年 | 2～3週 | 3～4ヵ月 | 0.3～0.4ミリ | |
| まつ毛 | 1～2ヵ月 | 15日 | 4～9ヵ月 | 0.12～0.15ミリ | |
| まゆ毛 | 1.5～6ヵ月 | － | 3～6ヵ月 | 0.16ミリ | |
| ヒゲ | 0.5～7ヵ月 | － | 1～3.5ヵ月 | 0.38ミリ |
髪の毛に対して有効であれば、まゆ毛に対しても有効である可能性は高いと判断され、
育毛剤と同じように、HGP＋3成分を主成分とするまゆ毛美容液WMOAはまつ毛の成長に効果があるのではないでしょうか？
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まとめ
ファーマフーズから発売されたまつげ美容液WMAOの主成分は、
爆発的な売れ行きを上げている育毛剤ニューモと同じくHGPなどを主成分とするまゆ毛用美容液です。
医薬部外品に申請していないため美容液と化粧品扱いですが、
医薬部外品の育毛剤に含まれる有効成分含んでいることからまつ毛の成長が期待できるのではないでしょうか？
しかし、まつ毛の成長は1日0.16ミリと髪の毛の成長の1/3程度のスピードですから、気長に使う必要がありそうです。
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