ロート製薬のリグロEX5エナジーとリグロEX5の違い
日本毛髪科学協会の認定講師で毛髪診断士の けんぞう です。
今日もご覧になっていただきありありがとうございます。
今日も科学的根拠に基づいた育毛関連の情報をお届けしたいと思います。
はじめに
ロート製薬は、
AGAにおける発毛剤であるリグロEX5エナジー
を2020年10月24日に新発売すると発表しました。
リグロEX5エナジーはリアップのジェネリックのようですが、
ロート製薬は既にリアップのジェネリックであるリグロEX5を発売しています。
新発売のリグロEX5エナジーとリグロEX5はどのように違うのでしょうか?
ロート製薬のリグロEX5エナジーとリグロEX5の違い
ロート製薬は、2020年10月24日より、
全国のドラッグストア等でリグロEX5エナジーを新発売すると発表しました。
ロート製は日本で初めてミノキシジルを国内最大濃度5%とパントテニールエチルエーテル1%を組み合わせた、
壮年性脱毛症における発毛剤リグロEX5エナジーを新発売します
詳しく見る ⇒ ロート製薬プレスリリース
リグロEX5エナジーは「ミノキシジル5%を含む」ということですから、大正製薬のリアップのジェネリックですね。
しかし、
ロート製薬がリアップのジェネリックを発売でもお知らせしましたように、
ロート製薬は2019年11月17日にリアップのジェネリックである「リグロEX5」を発売しているのです。
リグロEX5エナジーの効能・効果、用法・用量も、
- 効能・効果:壮年性脱毛症における発毛、育毛及び脱毛(抜け毛)の進行予防
- 用法・用量:成人男性が、1日2回、1回1mLを脱毛している頭皮に塗布
とリグロEX5と同じです。
リグロEX5エナジーとリグロEX5の違いは、
ミノキシジル5%に加えて、
- パントテニールエチルエーテル
- 3つの有効成分(ピリドキシン塩酸塩、トコフェロール酢酸エステル、l-メントール)
を配合したことのようです。
3つの有効成分である、ピリドキシン塩酸塩、トコフェロール酢酸エステル、l-メントールは頭皮環境を整える成分で、
メントールは育毛剤をつけたときのスカッとした感じをさせるものですね。
Sponsored Link
リグロEX5エナジーのパントティニールとは何か?
リグロEX5エナジーとリグロEX5の最も大きな違いは、
リグロEX5エナジーにはパントティニールが含まれているということのようです。
パントティニールはビ タミンB群の1つで、体内ではパントテン酸となって、
毛母細胞に働きかけ細胞分裂を活性化して髪の毛の成長を促進させる効果が期待できるのです。
また、
保湿効果もあり、頭皮の新陳代謝を高めて老朽化し老廃物がたまりやすくなる頭皮状態を健康に保つ働きがあります。
市販の育毛剤でも「頭皮をしっとりと良好なコンディションに保つ効果」を狙ってパントティニールを含んだ製品は幾つかあります。
ロート製薬では「日本で初めてミノキシジルを国内最大濃度5%とパントテニール1%を組み合わせた」と謳っていますが、
大正製薬の、
- リアップジェット
- リアッププラス
- リアップリジェンヌ
にもミノキシジルとパントテニールが配合されていますが、ミノキシジルは1%ですから、
5%のミノキシジルでパントテニール配合というのが「日本で初めて」ということです。
Sponsored Link
まとめ
2018年8月にアンファーがリアップのジェネリック第一号となるメディカルミノキ5を発売して以来、
堰を切ったようにジェネリックが発売され、
商品名 | 発売元 | 容量 | 価格(税込) | |
リアップX5プラス | 大正製薬 | 60ml | 7,611円 | |
リアップX5プラスネオ | 大正製薬 | 60ml | 7,750円 | |
1 | メディカルミノキ5 | アンファー | 60ml | 7,800円 |
2 | リグロ EX5 | ロート製薬 | 60ml | 7,560円 |
3 | ミノアップ | 東和薬品 | 60ml | 7,612円 |
4 | ミノゲイン | サンドラッグ | 60ml | 5,378円 |
5 | ミノキシジルローション | 日本ジェネリック | 60ml | 7,560円 |
6 | ミノファイブ | パピコム | 60ml | 5,378円 |
7 | ミノグロウ | 岩城製薬 | 60ml | 5,378円 |
8 | リザレック | 興和 | 60ml | 3,774円 |
9 | ヘアグロウ ミノキシ5 | アートネチャー | 60ml | 6,960円 |
10 | 加美乃素デルタ | 加美乃素 | 60ml | 4,950円 |
注)消費税が10%になった関係で表示した価格は多少異なります
リグロEX5エナジーを加えれば11製品になります。
リグロEX5エナジーととリグロEX5の違いはパントテニールが配合されているということで、
効果が全然違うというほどのことではないと思われます。
大正製薬もリアップX5プラスにトリコフェノール等を配合したリアップX5プラスネオを発売していますが、
アップX5プラスのバージョンアップということですね。
リアップやそのジェネリックの効果の主体はあくまでもミノキシジル5%なのです。
関連記事(一部広告を含む)