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    Categories: リアップ関連

日本ジェネリックがリアップのジェネリック・ミノキシジルローションを発売

日本毛髪科学協会の認定講師で毛髪診断士の けんぞう です。

今日もご覧になっていただきありありがとうございます。

 

またまたリアップのジェネリックが発売されます!

 

はじめに

つい先日、

東和薬品がリアップのジェネリック・ミノアップを発売

サンドラッグがリアップのジェネリック・ミノゲンを発売

とお知らせしたばかりなのですが、

なんと、

日本ジェネリック(株)は、

12月7日から、

ミノキシジル5%配合の「ミノキシジルローション5%・JG」を新発売する

と発表しました。

 

これで、ミノキシジル製品はリアップを含めて6製品となるのですが、

「ミノキシジルローション5%・JG」はどんな製品なのでしょうか?

 

 

日本ジェネリックがリアップのジェネリックを発売する

日本ジェネリックは、12月6日に、

12月7日から、

ミノキシジルを5%配合した「ミノキシジルローション5%・JG」を新発売する

と発表しました。

 

日本ジェネリック初の一般用医薬品「ミノキシジル」5%配合の『ミノキシジルローション5%「JG」』新発売

 

詳しく見る ⇒ 日本ジェネリック・プレスリリース

 

日本ジェネリックとはどんな会社?

日本ジェネリックとはあまり聞かない会社ですが、どんな会社なのでしょうか?

日本ジェネリック(株)とは、

調剤薬局の大手メーカである日本調剤(株)が、「優れた医薬品をもっと広く、 もっと身近に」ということで、2005年に設立したジェネリック医薬品の開発・製造・供給会社です。

 

 

一方、

親会社である日本調剤(株)は、1980年に創業した調剤薬局チェーン起業で、

全国47都道府県に597の調剤薬局を持ち、約3,000人の薬剤師を要しています。

 

しかし、

「ミノキシジルローション5%・JG」の製造会社はシオノケミカル(株)で、

シオノケミカル(株)とは、1978年に設立されてジェネリック医薬品の製造会社です。

チャットややこしいですね、、

 

ちなみに、

販売は日本調剤薬局の店頭のみで、一般のドラッグストアーやネット販売はないそうですが、いずれ拡大するかもしれません。

 

なお、

ミノキシジルとはリアップの有効成分の化合物名ですが、

日本ジェネリック(株)の商品名はミノキシジルローション5%「JG」。

「JG」とは日本ジェネリック(株)の社名のJapan Generic のJGだと思われます。

 

ファイザーはプロペシアのジェネリックを販売しています。

プロペシアはメルク社の商品名で有効成分の一般名はフィナステリドですが、

ファーザーのジェネリックの商品名はフィナステリド・ファイザーです。

 

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日本ジェネリックのミノキシジルローション5%・JGの効能・効果

これでミノキシジルを5%配合した製品は、

  1. リアップX5プラス(大正製薬)
  2. メディカルミノキ5(アンファー)
  3. リグロEX5(ロート製薬)
  4. ミノアップ(東和薬品)
  5. ミノゲイン(サンドラッグ)
  6. ミノキシジルローション5%・JG(日本ジェネリック)

と6製品になりました。

 

 

日本ジェネリック(株)ではミノキシジルローション5%「JG」の添付文書は公開していませんが、

プレスリリースにおける製品概要をまとめてみました。

 

 

販売名  ミノキシジルローション5%「JG」
分類   第1類医薬品
有効成分  ミノキシジル 5.0g/100mL(5%)
添加物  エタノール、ブチレングリコールなど
効能・効果  壮年性脱毛症における発毛、育毛及び脱毛(抜け毛)の進行予防
用法・用量  1日2回、1回1mLを脱毛している頭皮に塗布
容量   60mL

 

ということで、

  • 有効成分  → ミノキシジル5%
  • 効能・効果 → 壮年男性の発毛と脱毛予防
  • 用法・用量 → 1回1mlを1日2回

ともに、リアップ、メディカルミノキ5、リグロEX5、ミノアップ、ミノゲインと全く同じですね、、、。

 

なお、用法・用量では、

成人男性(20歳以上)が、1日2回、1回1mLを脱毛している頭皮に塗布してください

としか記載がないのですが、

 

他のミノキシジル5%製剤と同じように、

  • 20歳以下の男性
  • 女性

は使用禁止のはずですからご注意ください。

 

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日本ジェネリックのミノキシジルローションの価格

ミノキシジルローション5%「JG」の、

  • 効能・効果
  • 用法・用量

が既に販売されているミノキシジル製剤の5製品と同じであれば、

気になるのは価格。

 

6製品の価格を比べてみると、

 

商品名 発売元 容量 価格(税込)
リアップX5プラス 大正製薬 60ml 7,611円
メディカルミノキ5 アンファー 60ml 7,800円
リグロ EX5 ロート製薬 60ml 7,560円
ミノアップ 東和薬品 60ml 7,612円
 ミノゲイン サンドラッグ   60ml 5,378円
ミノキシジルローション 日本ジェネリック 60ml 7,560円

 

と、ロート製薬のリグロEX5と同じ、税抜きで7,000円です。

 

11月22日に発売されたサンドラッグのミノゲインは5,378円で、

大正製薬のリアップX5プラスに比べて-2,230円と30%も安いのですが、

日本ジェネリックのミノキシジルローション5%「JG」では価格での優位性はありません。

 

日本ジェネリックのプレスリリースでは、

高品質で安価なジェネリック医薬品を安定的に供給し続けることにより、
患者さまの安心や負担軽減のみならず、逼迫する国の医療費低減にも貢献すべく、、、

と明記しているのですが、

先行品である大正製薬のリアップより「51円しか安くない」ということであれば、

ジェネリックとはなんぞや

と言いたくなります。

 

リアップのジェネリックである、ミノゲンも、メディカルミノキ5も、リグロEX5も、ミノアップ、ミノキシジルローション5%「JG」も厚生労働省が承認した医薬品ですが、

 

先行品である大正製薬のリアップでは、

 

  1. 臨床成績
  2. 有効性成績

を実施しており、

リアップには発毛データや臨床データがあるのですが、

 

ジェネリック薬では、

  • 生物学的同等性試験(服用後の血中濃度が先行品と同じ)
  • 安定性試験(有効成分の安定性)

 

 

ということだけで承認されてしまうのです、、、

 

医薬品には有効成分の他にも多くの添加物が加えられており、

  1. ジェネリックの有効性はヒトでは確認されていない
  2. ジェネリックの安全性はヒトでは確認されていない

として、ジェネリックを拒否するヒトも多いのですが、

 

先行品と価格が同じジェネリックのメリットは何なのかと考えてしまいます、、、

 

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