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    Categories: AGAの治療薬若ハゲの予防と解決

AGAクリニックでの薄毛治療の治療費はいくらくらいかかるのか

日本毛髪科学協会の認定講師で毛髪診断士の けんぞう です。

今日もご覧になっていただきありありがとうございます。

 

今日も科学的根拠に基づいた育毛関連の情報をお届けしたいと思います。

 

はじめに

一昨日、ネットで「AGAの薄毛治療は生涯で2,000万円かかる」ということが話題になっていました。

200万円ではありません、2,000万円です。

生涯の総費用ということですが半端な額ではありません。

 

2,000万円の根拠というのは、

  1. 30歳頃から治療を始める
  2. AGAクリニックの治療費は月3万円
  3. 85歳まで55年間治療する

という条件で、

3万円x12ヵ月x55年=1,980万円

だというのです。

 

 

AGAクリニックの薄毛治療は治療費が月3万円

薄毛治療では2,000万円かかるというのは計算上ではウソではなさそうです。

では実際にAGAクリニックにおける薄毛治療の治療費はどれくらいかかるのでしょうか?

 

某AGAクリニックの院長は、

 

AGAの基本的な治療法は、

大きく分けて、

  1. 脱毛の進行予防薬
  2. 発毛促進薬

の2種類の薬を処方します。

 

AGAによる脱毛の進行予防の薬は、

  • フィナステリド または デュタステリド

などで、

男性ホルモンであるテストステロンがジヒドロテストステロン(DHT)になるのをブロックする薬です。

 

 

発毛促進薬は2種類で、

  1. ミノキシジル
  2. 髪の毛の成長因子

です。

 

とコメントしています。

 

フィナステリドはプロペシア、

デュタステリドはザガーロで、

いずれもテストステロンをDHTに変える5α-リダクターゼを抑制する作用のある薬です。

 

発毛促進薬であるミノキシジルは外用薬であればリアップのことで、経口薬であればミノタブのことです。

髪の成長因子の分泌を促す薬というのは具体的な薬剤名を挙げていませんが、FGF-1などでしょうか。

 

さて気になる治療費ですが、

当院ではまず飲み薬を処方して様子を見ます

治療薬はフィナステリドとミノキシジルで薬剤費は18,900円です。

 

治療効果が上がらなければ、成長因子を投与しますが、1回の薬剤費は19,400円で、

最初は2週間に1回、それ以降は月1回が基本です。

 

とのことで、

1ヵ月の薬剤費は、

18,900円+19,400円=38,300円

になりますが、

これに診察費が加算され、薬剤処方管理費などが加わりますから、

1ヵ月の治療費は40,000円位とみた方が良さそうです。

 

そうすると、

4万円x12ヵ月x55年=2,640万円

となり、2,000万円を軽くオーバーです。

 

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AGAの薄毛治療は途中で止められるの?

薄毛治療における育毛クリニックでの治療費は30,000円はかかるとみた方が良さそうです。

岡村隆史がAGAクリニックで治療を受けたときの費用は月3万円だったということは有名な話です。

 

詳しく見る ⇒ 岡村隆史のAGA治療費月3万円は高いか?

 

AGAの治療は健康保険が適用されない保険外診療ですから、

診療費や薬剤費は各AGAクリニックでの自由設定になります。

 

したがって、同じ薬剤を使った診療でも各クリニックによって診療費や薬剤費は異なる場合が多いのですが、

AGAの薄毛治療費はおよそ月3万円と考えて良いようです。

 

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AGA治療は途中で止められるのか?

さて、月3万円をいつまで継続するかが問題です。

55年間も続けると総額は2,000万円にもなってしまうのです。

 

前出のAGAクリニックの院長は、

完治はないが終わりはある

と述べています。

 

治療開始後に効果が現れるのは半年後だといいます。

 

通院6ヵ月ほどで、治療前と治療後の写真を比較すると毛の量が明らかに増えた部位が確認できるようになるというのです。

ですから、最低でも半年は治療を続ける必要があります。

 

では、半年間で効果が現れたら治療を止めても良いのでしょうか?

 

AGAクリニックの院長は、

治療を止めると治療前の状態に戻ってしまうことも多い

といいます。

 

半年経過後には、

患者の満足する状態まで髪の量を増やし、

その後は、髪の毛の量を見ながら治療薬の種類や量を変えて、髪の毛の量をコントロールしていくのだそうです。

 

さらに、

男性ホルモンの分泌量は年齢が進むにしたがって減少することから薬の量を減らしても、AGAの進行スピードが遅くなっていそうなのだそうですが、

 

AGAが完全に治るということはない

ということです。

 

満足できる髪の毛の量を維持していくためには治療を継続していく必要があるようです。

 

何歳まで髪の毛を維持したいかによって、

3万円x12ヵ月x〇年 = 治療費総額

という計算になり、

 

30歳で治療を開始し、50歳まで髪の毛を維持するためには、

3万円x12ヵ月x20年 = 720万円

という計算になります。

 

あるアンケート調査で、

「髪の毛が薄くなったら植毛を考えるか?」

という質問に対して、

20歳代では44.3%が「考える」と答えています

 

日本皮膚科学会は自家植毛をAGAの治療法として推奨しており、

自毛移植の治療費は300万円程度といわれており、

自家植毛は費用対効果の上でも勧められるAGA治療法のようです。

 

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