今年4月からオンライン診療が事実上解禁になりました。
オンライン診療とは、
スマホやパソコンなどを通じて診療を受け治療薬も宅配便で届けられるシステムで、
患者は医療機関に行かなくても診察や投薬を受けることができるのです。
しかし、
厚生労働省の調べでは、
EDやAGAのオンライン診療において、
患者に一度も会わずに投薬している医療機関があることがわかり、
無診療治療を禁止する医師法に違反している疑いがあるとして指導に乗り出すというのです。
AGAのオンライン診療は違法なのでしょうか?
AGAのオンライン診療は医師法違反なのか?
オンライン診療とは上にも書いたように、
パソコンやスマホなどを通じて診療を受ける遠隔医療ともいわれるシステムです。
遠隔医療は従来は離島やへき地などの無医村地域などを対象にして認められていたのですが、
厚生労働省は2015年8月に、
遠隔診療の適用範囲を「必要以上に狭く解釈しなくて良い」との通達を各都道府県に出したことから、
離島やへき地以外でも遠隔診療を行うことが可能と解釈され、
遠隔診療が事実上解禁されたのです。
詳しく見る ⇒ AGAやEDをスマホの遠隔診療で治療
AERAの10月30日号によると遠隔診療で人気の診療科は、
- 慢性疾患
- AGA
- ED
だそうです。
AGAやEDの治療ではできるだけ人目につきたくないという気持ちが強いからでしょう。
さらにオンライン診療では、
通院する手間がないことや治療薬も宅配便で届くということは忙しいあなたにとって、
オンライン診療でAGAなどの薄毛の治療ができることは非常に便利なシステムです。
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オンライン診療は違法では初診は対面診察が原則
最近では、インターネットの遠隔診療で薄毛の診断と治療ができるクリニックが非常に増えてきました。
インターネットで、「AGA+オンライン診療」や「AGA+遠隔診療」で検索すると多くのクリニックを見つけることができます。
しかし、
厚生労働省が出した「オンライン診療の適切な実施に関する指針 」では、
初診については原則直接の対面で行うべきである
でと定めています。
しかし、ネットで検索してみると、
保険診療の場合は、厚生労働省の通達のもと初診時は必ずご来院頂く必要があります。
また、3ヵ月に1度はご来院頂きます。自由診療で行なっている医療相談、AGA外来については、患者様のご要望に応じて初診からオンラインでの対応が可能です。
と、保険適応にならないAGAの診療については初診からオンライン診療が可能だとしているクリニックが多いのです。
デジタル朝日によれば、
「来院する必要は一切なし」などとするクリニックに電話で確認したところ、
少なくとも10以上のクリニックでは通院が不要だと回答したというのです。
さらに、
実際にオンライン診療を受けたところ、オンラインで対応したのは医師ではなく「相談員」だったというのです。
上に書いたように、
厚生労働省の指針では、禁煙外来では初診は医師は患者との対面診察をしなければならないとしているのです。
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AGAオンライン診療の無診察治療は医師法違反
医師法では、
医師は自ら診察しないで治療をし若しくは診断書若しくは処方せんを交付し、自ら出産に立ち会わないで出生証明書若しくは死産証書を交付し、又は自ら検案をしないで検案書を交付してはならない
として、
無診察治療を禁止しているのです。
厚生労働省では、
AGAのオンライン診療において、
一部のクリニックでは無診察治療の医師法違反の疑いがあるとして指導に乗り出す方針のようです。
さらには、国民生活センターにも、
- 一度も対面診療をせずに薬の副作用の説明が不十分だった
- 処方された薬が効かなかった
などの相談や苦情が多く寄せられているそうなのです。
このサイトでも、
AGAオンライン診療ができるクリニックをいくつか紹介しましたが、
必ず「初診はクリニックへ行かなければならない」クリニックを選ぶようにしてください。
AGAの診療では、
- 面倒くさい
- 時間がない
- 恥ずかしい
などの理由で、
「初診もオンライン診療ができるクリニック」が親切で良いクリニックだと思ってしまいがちですが、
最低限、
初診ではあなたの薄毛の状態をしっかり診察してもらう必要があるのです。
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