日本毛髪科学協会の認定講師で毛髪診断士の けんぞう です。
今日もブログを開いてくださり有り難うございます。
先日、毛髪診断士の講習会に出席してきたのですが、育毛専門医である桑名医師の話を聞くことができました。
抜け毛の本数は季節によっても変わり、
一般的に、抜けがは春と秋には多いといわれています。
春には自律神経のバランスが崩れやすいことや、
また、春は年度末の季節で、新学期や新年度でストレスも溜まりやすいからだといわれています。
一方、
秋に抜け毛が多いのは、
- 夏の暑で頭皮環境が悪化した
- 紫外線で頭皮がダメージを受けた
ことなどにより、
毛母細胞の活性が落ちて抜けやすくなるからだと考えられているのですが、
秋の抜け毛は換毛期の影響が大きい
というのです。
秋に抜け毛と換毛期とはどんな関係なのでしょうか?
秋には抜け毛が多いのは病気ではない
髪の毛は1日にどれくらい抜けるものなのでしょうか?
多少個人差はありますが、
髪の毛は10万本あるといわれています。
また、髪の毛の寿命は2年~6年だといわれています。
髪の毛は2年~6年(平均4年)で抜けるということです。
したがって、
10万本 ÷(365日 x 4年)= 68本
ということで、
1日に100本程度の抜け毛は正常なのです。
しかし、桑名医師の話によると、
毎日規則正しく100本が抜けるわけではなく、
- 抜け毛が多い季節
- 抜け毛が少ない季節
があるというのです。
1年間に亘って、健康な45歳の女性の抜け毛を調べたところ、
抜け毛が多い時期には200本以上もの髪の毛が抜け、
抜け毛が少ない時期に50本以下で、
抜け毛が最も多い季節は秋だったそうです。
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秋に抜け毛が多い原因は換毛期だから
上のグラフから分かるように、
抜け毛が少ない時期に50本以下でしたが、
秋には200本以上もの髪の毛が抜けることが分かったのです。
桑名医師の説明では、
秋に抜け毛が多い理由は、
秋は動物の換毛期
だからだそうなのです。
動物の換毛期というのは、犬や猫を飼っている方らなお分かりでしょうが、
化が生え替わる時期のことです。
- 秋には、 夏毛→冬毛に
- 春には、 冬毛→夏毛に
と生え替わるのです。
そのため、
体表が毛で被われている動物では秋と春に大量の毛が抜けるのです。
桑名医師の説明では、
人間と犬や猫は異なるものの同じ動物で、
遺伝子に秋に毛が抜ける換毛期の情報が組み込まれている
と考えられるのだそうです。
確かに、人間の祖先は全身が毛で被われた類人猿だったことは間違いありません。
人間の祖先である類人猿も秋には大量の毛が抜ける換毛期があったのでしょう。
さらに、
秋に抜け毛が増える理由には、
- 強い紫外線
- 冷房による乾燥
- 暑さに伴う代謝の低下
なども原因だとされているのですが、
桑名医師によれば「そこまで大きな影響はない」とのことでした、、、。
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秋の抜け毛を防ぐには頭皮のマッサージ
秋は換毛期だから髪の毛が抜ける本数が多い!
なんとか納得して帰ってきたのですが、
実はその裏側には、
換毛期で抜けても再び生えてくる
という安心があったからなのです。
換毛期で毛が抜けた犬はハゲ犬になりますか?
換毛期で毛が抜けた猫はハゲ猫になりますか?
桑名医師は、
換毛期で抜けた髪の毛は基本的には抜けた本数の毛が生えてきます
ということで一安心したのです、、、。
秋になって抜け毛が増えてくると薄毛になってしまうのでないかと不安になってくるのですが、
基本的には抜けた本数の毛が生えてくる
というと言うことです。
基本的にではなく、確実に抜けた本数の毛が生えてくるようにするためには、
健康的な生活を心がけることが一番大切で、
- 魚などの良質な蛋白質を摂ること
- ビタミンBやCを摂取すること
- 頭皮マッサージをすること
だそうです。
良質な蛋白質やビタミンBの必要性は、
髪の毛を作り出す栄養素として重要なことは理解できますが、
頭皮マッサージの重要性は、
頭皮の血行を高めて髪の毛を作り出す毛母細胞への「酸素」や「栄養素」の供給を上げ、
髪の毛を作り出す毛母細胞の活性化を高める必要があるからだそうです。
髪をきちんと洗うなどです。髪は夏なら2日、冬なら3日に1回は必ず洗うようにしてください。
頭皮マッサージの目的は、
頭皮を柔らかくすること
で、薄毛の人は頭皮が硬いといわれています。
頭皮マッサージでは、
頭皮を傷つけないようにする
ことが大切で、
頭皮の血行を高めるように下から上に揉みあげるようにマッサージする
ことが大切なのですが、
薄毛解消のための頭皮サージの仕方
もお知らせしましょう。
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