日本毛髪科学協会の認定講師で毛髪診断士の けんぞう です。
今日もご覧になっていただきありありがとうございます。
2018年4月18日に放送された、NHKのガッテン!をご覧になりましたか?
傷んだ髪の共通サイン!“空洞化”を防ぐ新常識
というタイトルで、
<p>髪のハリやコシがないのは髪の毛が空洞化しているからだというのです。
じつは、髪の毛の空洞化は、
昨年8月31日のBSプレミアム の、
秘策あり!美しき髪のヒミツ
でも放映されているので、ご存じかもしれませんね。
髪の毛の空洞化の研究はkao(花王)の研究所でも勧められているんですが、
見逃したあなたのために、
- 髪の毛の空洞化とは何か?
- 髪の毛の空洞化を予防するには?
について簡単にご説明しますね。
目次
ハリやコシと関係する髪の毛の空洞化とは?
2018年4月18日(水)に放送されたNHKガッテンのテーマは、
傷んだ髪の共通サイン!“空洞化”を防ぐ新常識
というもので、
「こすり洗い」や、髪を乾かすためのタオルドライやドライヤーの際にぬれた髪をこすってしまうことが“空洞化”の大きな原因になってしまうのです。
という内容で、
よかれと思ったお手入れで“空洞化”
“空洞化”させない髪のお手入れの極意とは?
傷んだ髪でもきれいに見せる!達人のワザ
というものでした。
詳しく読む ⇒ NHKガッテン・アーカイブ
髪の空洞化とは?
髪の毛の空洞化とは、私も毛髪診断士の講習会で勉強したのですが、このサイトにはアップしていませんでした、、、。
髪の毛の構造は3層になっており、
内部から、
- メデユラ(毛随)
- コルテックス(皮質)
- キューティクル(毛小皮)
となっているのです。
- メデユラ : 柔らかく蛋白質と脂質で構成され柔らかく頭皮を熱などから守る
- コルテックス: 繊維状の蛋白質
- キューティクル : 硬いうろこ状で髪の毛を保護している
という成分や働きなのですが、
メデュラは、鉛筆の芯の様な部分で、
- 太い髪の毛はメデユラが太い、
- メデユラは年齢と共に減少する、
などが分かっていますがメデユラの働きにはついては充分分かっていないのです。
メデユラは、
外からの刺激によりメデユラは消失しやすく空洞が起こり、スンジ状、蜂の巣状になり、内部に隙間ができてしまうのです。
これが、髪の毛の空洞化なのです。
メデユラが流出して空気が多くなると顕微鏡写真では白っぽく見えるのです。
そして、
メデユラがなくなって髪の毛が空洞化すると、
- ハリがない
- コシがない
- パサつく
- うねる
など、
女性の髪の悩みの原因にいなるのです。
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空洞化を防ぎハリやコシを保つには
髪の毛の空洞化は、
髪の毛の芯に相当するメデユラが流出してしまうことなのです。
そして、
メデユラが流れ出てしまう原因は、
キューティクルがはがれてしまうことなのです。
メデュラは、髪の強度(ハリやコシ)や潤いに関係しているのです。
キューティクルは毛髪の表面にあるうろこ状の組織で、メデユラを守っているのですが、ダメージなどで剥がれてしまうと再生はできないのです。
キューティクルは丈夫な組織ですが、髪が乾いているときは閉じ、濡れているときは開くという特徴があり、
濡れているときの扱いで容易に剥がれてしまうのです。
メデユラを空洞化させないためには、
キューティクルにダメージを与えないことです。
髪の毛の洗い方とドライヤーの扱いが重要
キューティクルは髪が濡れているときには開いていますから、
髪の毛を洗うときにもみ洗いをするのは最もいけないことです。
髪の毛を揉むようにゴシゴシこすってしまうと、丈夫なキューティクルも剥がれてしまうのです。
洗髪が終わったらできるだけ早く乾かし、キューティクルを閉じるようにすることも大事です。
濡れたまま寝てしまうと髪の毛が枕にこすりつけられて剥がれてしまう原因になります。
洗髪が終わったらタオルで拭きますが、この時もゴシゴシせずに、
タオルを押しつけるようにして水分をとってください。
さらに、
ドライヤーで乾かすときにも「ドライヤーは薄毛に悪いのか?」でお知らせしたように、
ドライヤーをあまり髪の毛に近づけすぎないように注意する必要があります。
髪の毛は蛋白質ですから、熱で変性してしまうのです。
詳しく読む ⇒ ドライヤーは薄毛に悪いのか?
髪の毛とドライヤーの吹き出し口の距離は10センチを保つようにすることが大事なのです。
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空洞化した髪のハリやコシを取り戻す
番組の中では、
空洞化していたんだ髪の毛でも、
ハリ
コシ
を取り戻せると紹介していました。
これは、世界的なヘアデザイナーである田中勇輝さんが教授してのですが、
ドライヤーの冷風機能を使う
ことでした。
うねったり、まとまりのない部分にドライヤーで温風を当てながら、
ブラシや手ぐしで手櫛で毛先まで伸ばしながら乾かす、
そして、
髪を伸ばしながら同じ場所に冷風を当てる
ということなのです。
冷風を当てることにより、
キューティクルがしっかりと閉じ、
- 髪の強度(ハリやコシ)が戻る
- 髪の毛のガサツキがなくなる
- 髪の毛が絡みにくくなる
というメリットがあり、
空洞化した髪の毛でも、
- ハリ
- コシ
が取り戻せるということなのだそうです。
いかがでしたでしょか?
今日からさっそく実行してください。
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