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薄毛治療は低出力レザーとLEDのどちらが良いか(その1)

日本毛髪科学協会の認定講師で毛髪診断士の けんぞう です。

今日もご覧になっていただきありありがとうございます。

今日も科学的根拠に基づいた育毛関連の情報をお届けします。

 

はじめに

 

日本皮膚科学会は昨年秋に、2010年に策定した男性型脱毛症診療ガイドラインを改定し、

男性型および女性型脱毛症における診療ガイドライン2017年版

を公表しました。

  詳しく見る ⇒ 日本皮膚科学会はガイドラインを改定

 

これによって大きく変わった点は、

使用を推奨するとして、

  • 低出力レーザー
  • 赤色LED

を推奨したのです。

  ⇒ 日本皮膚科学会は低出力レーザーを推奨

 

低出力レーザーや赤色LEDをご存じですか?

私が薄毛対策として使用しているのは

低出力レーザーヘアマックス

なのですが、

今日は、

薄毛対策としての低出力レーザーについてご説明しましょう。

 

 

日本皮膚科学会は低出力レーザーとLEDを推奨

日本皮膚科学会は、

男性型および女性型脱毛症における診療ガイドライン2017年版の中で、

育毛剤や治療法に関する科学的な論文を査読し、

その有効性について5段階で評価したのです。

 

5段階とは、

  • 推奨A: 行うよう強く勧められる
  • 推奨B :行うよう勧められる
  • 推奨C1 :行うことを考慮してもよいが十分な根拠がない
  • 推奨C2 :根拠がないので勧められない
  • 推奨D :行わないよう勧められる

として、

男性および女性の脱毛症の治療に使用すべきか否を示したのです。

 

推奨Aに挙げられたのは、

  • フィナステリド(外用) : リアップ
  • プロペシア(経口)   : プロペシア
  • デュタステリド(経口) : ザガーロ

の3種類でしたが、

 

推奨Bとして

 

推奨B  LED 、低出力レーザー
推奨B  アデノシン
推奨B  自毛移植

 

  • 低出力レーザー
  • LED 

を、脱毛症の治療法として行うべきと推奨したのです。

 

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低出力レーザーによる薄毛治療の有効性

薄毛治療における低出力レーザーとはどのようなものなのでしょうか?

 

 

日本皮膚科学会では、

男性型脱毛症において、655 nm 低出力レーザー・(週 3 回照射)を用いた、110 名の男性被験者を対象とした 26 週間の試験におい
て73)、低出力レーザー照射群では照射前に比較して毛髪数は 19.8 本/cm2 増加した。

 

さらに、

女性型脱毛症において、655 nmレーザー照射(週 3 回照射)を用いた女性122名を対象とした26試験において、レーザー照射群は 20.2 本/cm2(コントロール群 2.8 本/cm2と有意に増加した。

 

として、低出力レーザー照射の有効性には科学的根拠があるとして、

男性および女性の脱毛症治療において低出力レーザー治療をおこなうべきだとしたのです。

 

 

 

低出力レーザーの効果についてはこのサイトでも詳しく説明していますから読んでください。

 詳しく見る ⇒ レーザー育毛器は高いが効果ないのか?

 

 

低出力レーザー照射というのは整形外科領域などでは一般的に行われている治療法です。

 

整形外科領域では、

  • 腰痛
  • 肩痛
  • 膝痛

などの理学療法で用いられています。

 

低出力レーザー照射による鎮痛効果の作用機序については、

  1. 血流改善による鎮痛作用
  2. 中枢の下降性抑制系の賦活化による鎮痛作用
  3. 発痛物質のシグナル伝達系に対する作用

など諸説あるようです。

 

低出力レーザーによる脱毛症の治療

低出力レーザーによる脱毛症治療は主にアメリカで10年ほど前から行われています

 

国内でも、多くのAGAクリニック発毛サロンで施術されています。

 

低出力レーザーによる発毛促進効果の機序は、

  • 血行促進
  • 細胞分裂の促進
  • ミトコンドリアによる抗酸化防御
  • ATP産生による細胞の活性化
  • 毛包幹細胞や毛包上皮細胞の活性化
  • 炎症性のサイトカインの抑制や促進

など、多くの科学的論文が出されていますが、まだ未知の部分もあるのですが、

 

日本皮膚科学会は、

低出力レーザーによる脱毛症の治療は有効で副作用も少ないので行うべき

としたのです。

 

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低出力レーザーは自宅でできるヘアマックス

日本皮膚科学会では、

有用性を示す十分な根拠があり、副作用も比較的軽微であることから、適切な機材を使用して行うよう勧めることにする。

としているのですが、

 

さらに、

上記の機器は国内ではまだ認可されておらず、用いられる光源の種類、波長、出力は報告によって様々ある。

としているのです。

 

 

低出力レーザーにより薄毛治療はアメリカが先行しており、

日本独自の低出力レーザー治療器は販売されていませんが、

アメリカからの輸入品が入手可能で、

AGAクリニックや発毛サロンに行かなくても、

自宅で治療が可能なのです。

 

 

入手可能な製品は、ヘアーX5とヘアマックスですが、正規の日本代理店は、

  • ヘアーX5    : NEXT東日本株式会社
  • ヘアーマックス : HairMaxJapan

ですが、

 

私が購入したのはヘアマックスです。

 

ヘアマックスの効果が口コミで評判です」でもお知らせしたように、

 

アメリカのヘアマックスは、

日本の厚生労働省に相当するFDAに医療機器として承認された製品です。

 

ヘアマックスには、

レーザーの照射口の数によっていくつかの種類があります。

レーザーの照射口の数が82ある、レーザーバンド82は最上機種で、

私と家内が使っているのもこの製品です。

 

 

 詳しく見る ⇒  ヘアマックスを購入

 

使い方は簡単。

頭に当てるだけです。

低出力レーザーで毛包を刺激し活性化させ、脱毛を抑えながら髪の成長を促進し、

ほとんどの方で使用開始16週間で効果を実感できるそうです。

 

 

低出力レーザーヘアマックスの問題は価格

低出力レーザーの効果は日本皮膚科学会が推奨していますが、

問題は価格です。

 

ヘアマックスには、

レーザー照射口の数によって価格が違い、

  •   7レーザー口 : 34,800円  (8%デスカウント 27,840円)
  • 12レーザー口 : 64,800円 (8%デスカウント 51,840円)
  • 82レーザー口 : 98,800円     (8%デスカウント  79,040円)

の3タイプがあります。

 

<p>レーザーの効果は同じなのですが、

同じ面積を照射する場合、

7レーザー口のタイプでは82口タイプの12倍時間がかかる

ということになります。

 

7レーザー口では15分かかるところが82レザー口では90秒で済むということです。

 

低出力レーザーヘアマックスは医薬品より安い

82口タイプのヘアマックスを購入すると価格は98,800円です。

 

AGA治療の選択肢は、

  1. 医療用医薬品 : プロペシア
  2. 医薬品    : リアップ
  3. 育毛剤    : チャップアップ、ヘアドーン、フィンジア etc

の3つの選択肢があるのですが、

 

  1ヵ月価格 1年間価格 2年間価格 3年間価格
プロペシア 1万円 12万円 24万円 36万円
リアップ 7,600円 9万1,200円 18万2,400円 27万3,600円
ヘアマックス 9万8,800円 9万8,800円 9万8,800円 9万8,800円

 

いかがでしょうか?

低出力レーザーヘアマックスは最初は高いと感じるのですが、

長い目で見れば他の治療法よりも安いのです。

 

また、私の場合には妻と一緒に使っていますのでさらに安いことになります。

 

 

公式販売サイトから購入すると2年間の保証が付いおり、保証期間中に破損すれば新品に交換してくれますから、正規の販売サイトから購入すべきです。

 

なお、2年で壊れるのか、、と心配ですが、

ヘアマックスは製造期間中に検査やテストを繰り返し、公式販売サイトに問い合わせたところ部品の耐久性などから、製品寿命は10~15年位だとのことです。

 

私の場合には1年半になりますが全く問題は有りません。

 

低出力レーザーによる脱毛症や薄毛の治療については分かっていただけたでしょうか。

低出力レーザーはアメリカのFDAも日本皮膚科学会も有効性に科学的根拠があると認めた脱毛症や薄毛の治療法なのです。

 

問題は価格で、10万円の初期投資が必要ですが、

2~3年の期間でみれば低出力レーザーはプロペシアやリアップよりも非常に安いのです。

 

あなたの薄毛対策の選択肢として考えてください

私と妻も使っています。

 

明日は、LEDについて説明したいと思います。

 

 

 

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