日本毛髪科学協会の認定講師で毛髪診断士の けんぞう です。
今日もご覧になっていただきありありがとうございます。
今日も科学的根拠に基づいた育毛関連の情報をお届けしたいと思います。
はじめに
吉川晃司さんの白髪というか銀髪が格好良いと人気ですが、もともと色素が薄い髪の毛で若いころは黒く染めてたそうです。
銀髪にするためにはブリーチして金髪に近い色にした後にカラーリングをしなければならないそうです。
そんな若白髪ですが、最近、10代や20代で白髪が生える若白髪の人が増えているそうです。
かっこいいと憧れてはいけません。
最近発表された研究報告では、
若ハゲや若白髪は心臓病の予兆の可能性がある
というのです。
若ハゲや若白髪に気付いたら食事や運動などの生活習慣を見直す必要がありそうです。
若ハゲや若白髪は心臓病の予兆かもしれない
少し前の話になるのですが、
2017年11月に開催されたインド心臓病学会で、
若ハゲや若白髪の男性では心疾患のリスクが5倍も高い
との研究成果が発表された、
とHealthDay Newsが報じた。
Do Receding Hairlines Mean Receding Heart Health in Men?
詳しく読む ⇒ HealthDay News
この研究はインドのU.N.メータ研究所心臓研究センターの研究グループが行ったもので、
- 冠動脈疾患がある40歳未満の男性790人
- 健康な40歳未満の男性1,270人
を対象にして、
- 心電図検査
- 心臓超音波検査
- 血液検査
- 冠動脈造影
- 若ハゲ(男性型脱毛症)
- 白髪の程度
を検査して解析したのです。
その結果、
心臓病の男性では若ハゲと若白髪の割合が高かった
というのです。
また、
- 若ハゲがあると心臓病のリスクが5.6倍に高まる
- 若白髪があると心臓病のリスクが5.3倍に高まる
ことがわかったというのです。
冠動脈疾患などの心臓病の予測因子として、
- 糖尿病
- 高血圧
- 腹部肥満
- 脂質異常症
- 喫煙
などの関与も認められたが、
若ハゲと若白髪が最も心臓病と関連があった
というのです。
研究グループは、
今回の結果は、
若ハゲと若白髪は心臓病の指標である可能性がある
として、
若ハゲや若白髪の男性は、
- 心臓病の定期的検査
- 健康的な食事や運動
- ストレスへの解消など生活習慣の見直し
を行うべきだと指摘しています。
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若ハゲや若白髪の原因は栄養や生活習慣
今回の研究では、
若ハゲや若白髪があるとどうして心臓病の危険が高まるかは明らかにしていません。
脱毛症や白髪の原因についは、
東京医科歯科大学の研究グループは、
17型コラーゲンの欠乏が脱毛と白髪の原因
ということを明らかにしています。
髪の毛の根元の毛包という部分にある17型コラーゲンが少なくなると脱毛や白髪になるというのです。
詳しく読む ⇒ 白髪の原因と予防
17型コラーゲンの減少は老化に伴う変化ですが、
- 偏食や過度なダイエットによる栄養バランスの偏り
- ジャンクフードの多用による栄養不足
などによっても起こり、
それらが、
- 若ハゲ
- 若白髪
の原因になるというのです。
- 朝は食べない
- 昼食はコンビニの弁当かマグド
- 夜はおにぎりや唐揚げ
- 間食や夜食にジャンクフード
こんな生活をしていませんか?
- 顔色が良くない
- いくら寝ても眠い
- いつも疲れを感じる
- 疲れが取れない
こんな症状を感じたら危険信号です。
栄養不足に陥っている証拠なのです。
栄養不足や栄養の偏りは老化を促進して若ハゲや若白髪の原因となるのですが、
同時に、
生活習慣病を招いて心臓病の原因ともなるのです。
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