日本毛髪科学協会の認定講師で毛髪診断士の けんぞう です。
今日もご覧になっていただきありありがとうございます。
今年も科学的根拠に基づいた育毛関連の情報をお届けしたいと思います。
目次
はじめに
週刊現代の12月23日号をご覧になりましたか?
腸をきれいにしたら毛が生えてきた
というのです。
腸と髪の毛とどのような関係があるのでしょう?
藤田紘一郎さんは東京医科歯科大学の名誉教授で、有名な腸内の寄生虫の研究者なのですが、
薄毛は遺伝だとあきらめてしまう人が多いのですが、
遺伝で決まる要素は5%であとは腸内環境できまる
というのです。
75歳でフサフサになったという藤田紘一郎さんの育毛法は?
それは、糖質制限のようです。
腸をきれいにしたら毛が生えてきた藤田紘一郎さん
腸をきれいにしたら毛が生えてきたという有名人は、
藤田紘一郎さんです。
このサイトをご覧になっておられるかたなら、アアあの方ね、、、と気付かれるかもしれません。
藤田紘一郎さんは、上にも書きましたが、
藤田紘一郎さんは東京医科歯科大学の名誉教授で、有名な腸内の寄生虫の研究者で、
55最当時は頭皮が見えるほど髪の毛がマバラだったのですが、
76歳の今はフサフサになったのです。
詳しく見る ⇒ 藤田紘一郎さんの毛が生えた
藤田紘一郎さんは多忙な研究生活で仕事とストレスが重なり、食生活もメチャクチャ、
- ラーメン
- チャーハン
- 餃子
が毎日の昼食、
- デザートはアイスクリーム
こんな食生活がたたって重度の糖尿病を患ってしまったのです。
頭髪も頭皮が見えるほどの薄毛に、、
その時に、
腸に負担をかける食生活が薄毛を進行させているのではないかと独自に研究を進めて実践したところ、
頭皮ケアもせずに腸内環境を整えたところ、
76歳にして髪の毛が復活した
というのです。
週刊現代に記事の中で、
虎ノ門・日比谷クリニック院長の大和医師も、
腸内活性化は栄養素の吸収に関連するので育毛の基本だと太鼓判を押しています。
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毛が生える食材とハゲる食材
藤田紘一郎さんが髪の毛を蘇らせたターゲットは、
- 活性酸素
- AGE
だとしています。
活性酸素は体をサビつかせる酸素で老化の原因です。
活性酸素は、紫外線、喫煙などで増え、薄毛の原因なのです。
詳しく読む ⇒ 活性酸素は薄毛の原因
AGEというのは、
体内で蛋白質と糖質が結びついた物質でAGEも老化の原因で、
シワや薄毛を引き起こします。
詳しく読む ⇒ AGEは薄毛の原因
糖尿病を患っていた藤田紘一郎さんは特に、
体内のAEGを減らす努力をした
というのです。
そして特に髪の毛に良くないのは、
穀物から食物繊維を取り除いた「真っ白な食べ物」が良くないというのです。
毛が生える食材とハゲる食材
ハゲる食材 | 毛が生える食材 |
精白米(81) | 玄米(55) |
白い食パン(91) | 全粒粉パン(50) |
うどん(85) | 蕎麦(54) |
ジャガイモ(90) | サツマイモ(55) |
せんべい(80) | ナッツ類(約20) |
アイスクリーム(65) |
ヨーグルト(25) |
ショートケーキ(82) | チョコレート(48) |
コーラ(47) | コーヒー(16) |
各食材の後の括弧の中の数字はGI値という指標です。
GI値というのは「食べた後にどれだけ血糖値を上がるか」という指標で、
ブドウ糖を100として相対的に表した数字です。
したがって、GI値が大きいほど食後に血糖値を上げやすく、
糖尿病や糖尿病予備群の人ではGI値が62以下の食材をとることがすすめられているのです。
詳しく読む ⇒ GI値が高いと食後高血糖になりやすい
また、AGEは蛋白質と糖が結合してできる物質ですが、
白質と糖が結合するには熱が加えられる必要があり、
- 揚げる
- 焼く
という高温での調理ではAGEができやすいので、
- 蒸す
- 煮る
という調理法がおすすめで、
藤田紘一郎さんは、
- 鶏肉なら唐揚げより水炊きを、、
- 卵は目玉焼きよりゆで卵を、、
との気配りもしたそうです。
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腸内をキレイにすると活性酸素が減って髪の毛が生える
うこのサイトでは活性酸素が薄毛の大きな原因の1つであることは何回もお知らせしました。
活性酸素は髪の毛を産み出す毛母細胞にダメージを与えるからです。
ですから、抗酸化作用のあるポリフェノールなどは育毛に良いと言われるのです。
腸内の寄生虫学者である藤田紘一郎さんは、
腸内のある種の腸内細菌は非常に強力な抗酸化作用を持っていることが分かっていると指摘しています。
腸内細菌つくる水素は体内の活性酸素に作用して消し去ってくれるのです。
食物繊維は腸内細菌のエサであるため、
食物繊維の多い食材をたくさん食べると腸内細菌が活性化され、
活性酸素を効率よく除去できるのだそうです。
昔からワカメをたくさん食べると髪の毛が生えるというが、
ワカメには腸内細菌が好む水溶性食物繊維が多いの腸内細菌が活性化されるそうなのです。
水溶性食物繊維は、
- 大豆などの豆類
- ゴボウやキャベツ
- 納豆やオクラ、里芋などのネバネバした食材
にも多いそうです。
活性酸素を除去して髪の毛が生える運動
活性酸素を除去するには食事だけでなく運動も重要だそうです。
呼吸により取り込んだ酸素の2%は活性酸素になり体を健康に保つために作用しているのですが、
激しい運動では大量の酸素を取り込んで活性酸素が増えるため、
ストレッチ程度の小汗をかく程度の運動は大腸の動きを活発にして腸内細菌の働きを助けるそうです。
おすすめの運動は、
- ストレッチ
- 大腿を上げて大股で歩く
だと大腸の専門家である金子医師がすすめています。
まとめ
藤田紘一郎さんは、
薄毛は遺伝だとあきらめてしまう人が多いのですが、
遺伝で決まる要素は5%であとは腸内環境で決まる
と断言しています。
藤田紘一郎さんの育毛法は、ズバリ糖質制限です。
前にも書きましたように「糖質制限による育毛効果には科学的根拠がある」のですが、
腸内細菌学者である藤田紘一郎さんは、
腸をきれいにしたら毛が生えてくることを自ら実践してみせたわけなのです。
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