日本毛髪科学協会の認定講師で毛髪診断士の けんぞう です。
今日もご覧になっていただきありありがとうございます。
今年も科学的根拠に基づいた育毛関連の情報をお届けしたいと思います。
はじめに
先日のニュースサイトAsageiPlusの記事は、
漁師に薄毛の人が少ない
という話でした。
銚子で40年近く理髪店を営む人の経験として「漁師の人に薄毛の人は少ない」というのです。
漁師は過酷な仕事です。
夏の暑い日も冬の寒い日も、朝早くから海に出て、昼夜を通しての作業。
そして、
- ストレス
- 潮風
- 紫外線
と、髪に良い条件は一つもないはずなのです。
どうして漁師は薄毛が少ないのか?
それはイワシをたくさん食べる核酸食事法をしているからです。
核酸食事法をご存じですか?
漁師は薄毛が少ないのか?
先日のニュースサイトAsageiPlusの記事は、
漁師に薄毛の人が少ない
という話でした。
詳しく読む ⇒ AsageiPlus
しかし、、、
「薄毛が多い職業と職種」でもお知らせしたことがあるのですが、
オーダーメイド・ヴィックの会社であるワールドサイエンス社が調べた、
薄毛が多い職業ランキング
というのがあるのですが、、
それによると、
薄毛が多い職業のベスト3は、
- 農業
- 漁業
- 自動車などの修理業
だというのです。
詳しく見る ⇒ 薄毛が多い職業と職種
ワールドサイエンス社によると、
漁業では、
- 過酷な仕事内容
- 昼夜を問わない作業で睡眠不足
- 食事時間が不規則
- 体が冷える作業が多い
- 紫外線が髪を傷める
- 潮風が髪を傷める
と、育毛に良い条件は全くないというのです。
さらに、大型船の漁師さんはヘルメットをかぶることも多く、「ヘルメットを被るとハゲる」とも言われています。
漁師は本当に薄毛にならないのか?
漁師は薄毛が少ないという理由は?
本当なのでしょうか、、、。
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銚子の漁師には薄毛が少ない?
では、どうして漁師に薄毛が少ないというのでしょう。
ニュースサイトAsageiPlusの記事では、
イワシがキーポイントだ!
というのです。
そうです、魚のイワシ(鰯)です。
イワシは、サバと並んで青魚といわれる代表的な魚です。
記事では、
銚子で理髪店を営むAさんの話しとして「漁師にはハゲが少ない」と紹介しているのですが、
- 銚子はイワシの漁獲高が日本一
- 銚子ではなめろうというイワシの郷土料理を常食
ということで、
「漁師にはハゲが少ない」というのは「イワシをたくさん食べる銚子の漁師では薄毛が少ない」ということなのかもしれません。
記事の中では、
- 新鮮なイワシが入手しにくい
- 魚の料理が面倒だ
というときには、イワシの缶詰でも良いというのです。
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イワシを食べると薄毛にならないのか?
イワシを食べるとどうして薄毛にならないのか?
記事では、
「老化は食べ物が原因だった;細胞から若返る核酸食事法の秘密」
という本をその根拠にしています。
この本は、アメリカの医師であるベンジャミンS・フランク氏が書いた本ですが、
1989年に市川桂子氏が青春出版からこのタイトルで翻訳文を出しています。
ベンジャミン氏はニュヨークで開業をしながら20年以上の臨床経験から若返りの食事法を見いだし、「核酸食事法」として大きな反響を呼んだのです。
古い本ですが、Amazonでも購入できるはずです。
内容は、
1章 ノーベル医学生理学賞 遺伝子科学がつきとめた重大発見
シミ、シワ、脱毛、白髪、この老化促進の正体とは2章 わかった老化してしまう食べもの、
飲みもの-“3ヵ月で10歳若くなる”奇蹟の人たちの実証3章 あなたも細胞からどんどん若返る-老化現象を原因からくい止める
DNA核酸効果の秘密4章 “歳をとらない核酸食事法”その感動の実践
この身近な食べものでなぜ決定的効果が得られるか
という章立てになっており、
第3章の2項では、
すべての老化はたった一つの原因から起こる
として、
核酸食事法の効果3;脱毛、白髪がウソのようにもとに戻る
と解説してるのです。
薄毛や白髪が治る核酸食事法
脱毛や白髪がウソのようにもとに戻る核酸食事法とはどんな食事法なのでしょうか?
核酸とはすべての生物の細胞内に存在している非常に重要な物質です。
核酸には、
- DNA : デオキシリボ核酸
- RNA : リボ核酸
の2つがあるのですが、
- DNAは、細胞の核分裂を支配し
- RNA が、細胞の蛋白質を作る
ているのです。
すなわち、
私たちのからだの中では毎日、新しい細胞に生まれ変わっているのですが、核酸は新しい細胞に生まれ変わるときに必須の物質なのです。
核酸は体の中では作ることが出来ないため、
核酸は食品から摂らなければならないのですが、
DNAとRNAが豊富に入っている食品はイワシだというのです。
食品中の核酸含有量(100g当たりのmg)
- イワシ(缶詰) 590
- うずら豆 485
- レンズ豆 484
- イワシ(生) 343
- アンチョビ(生) 341
- サケ(生) 289
- 牛レバー 268
- 豚レバー 259
- サバ(生) 203
ベンジャミン氏は、
20歳を過ぎてからあなたの身体の中でおきた不都合のほとんどは核酸の能力が弱まったためで健康な細胞や適量の蛋白質がスムーズに作れないことが原因になっている
として、
私達が20歳以前の若々しい核酸を常に体内に持っていれば私達は衰えることはないわけである。
では、いったい核酸をどこから取り入れたら良いのだろうか。
と述べ、
薄毛や白髪を治すには核酸をたくさん含んだ食品を摂れば良いとすすめているのです。
そしてすすめられる食品がイワシだというのです。
さらにイワシには、
核酸の働きを助ける各種ビタミンが豊富に含まれており、それに加えてコレステロールを低下させるバナジウムというミネラルも含んでいるのだそうです。
ベンジャミン氏は、
週に4回イワシを食べることをすすめています。
イワシは小さい方が核酸やビタミンの量が多いので、
200gの缶よりも100g入りの長方形の缶詰の方が良いとすすめています。
イワシには核酸の他にも、
- リノレン酸系脂肪酸(DHA・EPA)
- 亜鉛
- コエンザイム
- タウリン
など発毛や育毛に必要な成分をたくさん含んでいるので薄毛が気になるなら是非とも積極的に摂ってみたらいかがでしょうか。
次回は、ベンジャミン氏の、
核酸食事法による育毛効果
についてもう少し詳しくご紹介したいと思います。
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