薄毛が気になる人は、
亜鉛は髪の毛にいい
ということはよく知っていると思います。
亜鉛をたくさん含む食べ物は、
- カキ
- コンブ
などで薄毛が気になる人は「コンブを食べれば良い」ということは昔からいわれてきました。
亜鉛は髪の毛にいい食べ物にも書きましたように、
- 髪の毛の成分であるケラチンを作るために必要
- AGAの原因であるDHTの産生を抑える
などの働きを助けるために亜鉛が必要だといわれてきたのですが、
徳島大学の研究グループは、
亜鉛は髪や皮膚の形成に重要である
ということを科学的に明らかにしました。
薄毛を解消するのは亜鉛は絶対に必要なのです。
- 亜鉛がどうして必要なのか?
- 亜鉛を効率よく摂るためにはどうすれば良いか?
を調べてみました。
目次
亜鉛は髪を作る毛包に重要
亜鉛は私達の生命を維持する上で不可欠な微量元素のひとつで、
私達の体内では、皮膚、骨、筋肉などの多くの亜鉛が存在し、
亜鉛の欠乏は、
- 皮膚炎
- 骨密度の低下
- 味覚障害
などの他に、
- 亜鉛欠乏は脱毛を引き起こす
ことも知られているのですが、
しかし、
毛や皮膚の形成では亜鉛は不可欠といわれながら亜鉛の働きは十分に解明されていなかったのです。
徳島文理大学の研究グループは、
生体内の亜鉛が髪の毛を作る毛包や表皮の形成に重要であることを科学的に明らかにし、
Proceedings of the National Academy of Sciences ofthe United States of Americaに掲載されたとプレスリリースしました。
毛包と表皮の形成における亜鉛の役割を解明
毛や皮膚の形作りにおける亜鉛の新たな役割解明に貢献
詳しく見る ⇒ 徳島大学プレスリース
この研究は、徳島文理大学、昭和大学、理化学研究所などの多くの研究者からなる研究グループでおこなわれたのですが、
体内で亜鉛を運ぶ「亜鉛トランスポーター;ZIP10」が減少すると、
髪の毛や表皮などを作る上で重要な「p63といわれる蛋白」の活性が低下することが判明したというのです。
すなわち、
- 亜鉛が減少する
- 亜鉛トランスポーターが減少
- p63蛋白が減少
- 髪を作り出す毛包が作れなくなる
- 脱毛や薄毛になる
というステップだということが分かったというのです。
研究グループは、
- 今後の研究によりさらに詳細なZIP10ののメカニズムがわかり、
- ZIP10の機能を制御する化合物が解明されれば、
脱毛症や皮膚炎の新しい治療法の開発に繋がることが期待される
と述べています。
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薄毛を解消するには亜鉛が必要
この研究が進めば将来的には、
脱毛症の新しい治療法の開発が期待される
のですが、
現時点では、
亜鉛は髪の毛の作る毛包の形成に不可欠だということです。
毛包は髪の毛を無理に抜いたときに髪の毛の根元の部分に付いてくる白い組織で、
毛包の一番下の部分にある毛母細胞の細胞分裂によって髪の毛が作り出されるのです。
亜鉛不足によって髪の毛に現れる影響は、
- 抜け毛が増加する
- 白髪が増加する
- 髪の毛が細くなりコシがなくなる
などの症状が見られます。
また、亜鉛には、
- 髪の毛の主成分であるケラチンの合成に不可欠
- AGAの原因となる5α-リダクターゼを抑制する
働きもありますから、
薄毛が気になる人は亜鉛不足にならないようにする必要があります。
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亜鉛を効率よく摂って薄毛を解消
日本人成人の亜鉛の1日の水晶摂取量は、
- 成人男子 : 10mg
- 成人女子 : 8mg
といわれています。
私たちは意識しないでも通常は、1日の食事から10~20mgの亜鉛を摂っているといわれています。
しかし、
亜鉛は十二指腸で吸収されるのですが、吸収率は5~10%、あるいは20~40%と、報告により違いがあるのですが、
亜鉛の吸収率は30%程度で吸収率が非常に悪いのです。
は低いと見られています。
亜鉛は多くの食品に含まれてはいるのですが、
最近の若い方では、
レトルト食品やインスタント食品の摂取が多く亜鉛不足が問題化
しているのです。
亜鉛は食品から摂った方が良い
亜鉛は毒性も低く通常の食生活では亜鉛の過剰摂取はあり得ませんが、
最近は亜鉛のサプリメントもたくさん販売されており、
亜鉛のサプリメントでは亜鉛の過剰摂取に気を付ける必要があります。
アメリカの研究では、
成人女性に亜鉛をサプリメントで1日50㎎を10週間にわたって摂取させたところ、
- 血清フェリチン低下
- ヘマトクリット低下
- 赤血球SOD活性の低下
が観察され、
12週間では、
- 血清HDLコレステロールの低下
を起こしたといわれています。
亜鉛はビタミンCと一緒に摂ると良い
亜鉛はカキ、コンブなどに多く含まれますが、
亜鉛は肉類から穀物、野菜と色々な食品に含まれています。
中でも亜鉛を多く含む食材は、
- 牡蠣(カキ)
- 牛肉、鶏肉、豚肉
- レバー
- 卵
- ごま
- ワカメ、コンブ
- スルメ
- 納豆
- ブロッコリー
などですが、
亜鉛はビタミンCと同時に摂ると吸収率が良い
ことが分かっています。
カキにレモン汁をかけて食べるのは非常に理にかなっているのですね、、、
薄毛解消には亜鉛を含んだ育毛剤
徳島文理大学らの研究でどうして亜鉛が育毛に良いのかのメカニズムが分かったのですが、
亜鉛は育毛によいとして、多くの育毛剤や育毛サプリメントに亜鉛が配合されています。
育毛剤を選ぶ時には、
成分表示に亜鉛が含まれるかを確認してみてください。
中でも注目なのは、ビタブリッドC だと思います。
ビタブリッドCの育毛効果は科学的にも明らかになっているのですが、
詳しく見る ⇒ ビタブリッドCの育毛効果の科学的根拠
今日注目して欲しいのは、ビタブリッドCは、
- ビタミンCをナノ化して皮膚吸収を高めた
ということに加えて、
- ビタミンCと亜鉛を結合させた
ということです。
ビタブリッドCの成分は毛根部まで届きますが、
- ビタミンCによるコラーゲン合成
- 亜鉛による毛包の活性化
の2つが期待されるようです。
育毛剤は長く使うものですから、
- 自分に合った育毛剤
- 自分が納得した育毛剤
を選んでください。
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