くせ毛はくせ毛で魅力があり、
くせ毛のヘアスタイルもたくさんあります。
- くせ毛 + 髪型
- くせ毛 + ヘアースタイル
のキーワードで検索するとたくさんの魅力あるヘアースタイルが見つかります。
しかし、
- くせ毛のヒトは直毛に憧れ
- 直毛のヒトはくせ毛に憧れる
ものです。
どうしても直毛にしたい!
というときには、昨日お話ししたように「ストレートパーマでくせ毛の縮毛矯正はできない」のです。
くせ毛のヒトが直毛にしたいときには縮毛矯正をしてください。
しかし、日本人の7割がくせ毛だということを知っていますか?
くせ毛は遺伝する
これは昨年、毛髪診断士の試験を受けたときの講義で習ったのですが、
日本人は直毛が多い民族だといわれているのですが、
実は、
日本人の70%は多かれ少なかれくせ毛だというのです
一見直毛に見えても部分的にクセ毛があったり、直毛と複数の種類のクセ毛が混ざっていたりというヒトが70%もいるそうなのです。
そして、日本人のくせ毛の大部分は、
- 波状毛(はじょうもう)
- 捻転毛(ねんてんもう)
だそうです。
波状毛は波状にうねって、カールしているくせ毛で、軽くうねっているものから大きくウエーブがかかっているものまでさまざまなタイプがあります。
捻転毛はコイル状に捻れた髪の毛で断面が楕円や扁平であるため髪はややざらついたような感じで光が乱反射するためパサついたように感じるくせ毛です。
くせ毛が曲がるのは、髪の毛を作り出す毛包が曲っているためで、毛包の曲がり具合でくせ毛の曲がりが決まるのです。
また、捻転毛などでは髪の毛の断面が楕円をしていたり、
さらに、髪の毛は3層の構造になっており、中心のコルテックス層は吸水性と撥水性の2種類のケラチンが均等に分布しているのですが、
くせ毛の場合には吸水性と撥水性のケラチンが不均衡なため、
髪の毛が濡れるとくせ毛になったり、逆に髪の毛が髪が乾くとくせ毛になったりするのです。
詳しく読む ⇒ 天然パーマやくせ毛を直す方法
雨の日にはヘアスタイルが決まらなくて憂鬱な気分になる人も多いのですが、その理由も、中心のコルテックス層は吸水性と撥水性の2種類のケラチンのせいなのです。
くせ毛の原因は遺伝の影響が大きい
くせ毛の原因は遺伝の影響が大きいと言われています。
くせ毛は優性遺伝するといわれており、
両親のどちらかがくせ毛であれば子供は70%以上くせ毛になってしまう
のです。
しかし、くせ毛は必ずしも遺伝だけではなく、
- 年齢
- 生活環境
によっても、くせ毛になる可能性があり、
無理なダイエットや偏った食生活などでくせ毛になってしまうこともあるといわれています。
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髪を伸ばすストレートパーマと縮毛矯正の違い
くせ毛や天然パーマのヒトはストレートヘアーに憧れるものです、
どうしてもストレートヘアーにしたい!
と望むヒトも少なくないのです。
しかし、昨日お話したように、
のです。
パーマには、
- コールドパーマ
- 水パーマ
- クリープパーマ
- コスメパーマ
- デジタルパーマ
- エアウェーブ
- ストレートパーマ
- 縮毛矯正
と8種類もあるのですが、
1~6は髪の毛にウエーブをつけるパーマ、
7と8は髪の毛をストレートにするパーマなのです。
くせ毛を治すために、ストレートパーマが用いられたりすることもあるのですが、
ストレートパーマは縮毛矯正のためのパーマではなく、
直毛にかけたパーマを直毛に戻すパーマ
なのです。
くせ毛を治したいなら、縮毛矯正をおこなうのが最適なのです。
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くせ毛を治すなら縮毛矯正
縮毛矯正とは、
- 縮れた髪
- クセの強い髪
を直毛の状態に治す技術です。
パーマの正式名は、パーマネントウエーブで「永久的なウエーブ」というような意味ですが、
20世紀に開発され、1940年頃の熱をかけないいわゆるコールドパーマが開発されたといわれています。
くせ毛髪をストレートにする時にもこのコールドパーマの方法が用いられてきたのですが、
1990年代になって、パーマ剤とヘアアイロンを使ったストレートパーマの技術が開発されたといわれています。
くせ毛を治す縮毛矯正も技術的にはストレートパーマとほぼ同じです。
- 第1液を塗布
- アイロンで固定
- 第2液を塗布
といった手順ですが、
縮毛矯正では、ストレートパーマより強い薬液が用いられます。
また、シスチンを完全に切断するサルファイト亜硫酸ナトリウムを使うとより直毛になり、
施術中に臭いが少ないことや、髪の毛へのダメージもほとんどないことから、サルファイト亜硫酸ナトリウムを使うことが多いのです。
髪へのダメージが少ない弱酸性縮毛矯正
サルファイト亜硫酸ナトリウムを用いた縮毛矯正は髪へのダメージが少ないといっても、
薬剤で髪の毛の中のアミノ酸結合を分断するのですから、全くダメージがないというわけではありません。
そこで、髪へのダメージをできるだけ抑えるために、
- 弱酸性の薬液を使う
縮毛矯正もおこなわれていますし、
アイロンの熱による髪の毛のダメージを避けるため、
- ノンアイロンの縮毛矯正
という縮毛矯正もあるのです。
最近はヘアカラーをしている方が多く、知らずのうちに髪の毛がダメージを受けているのです。
くせ毛はくせ毛で魅力あるのですが、
どうしても直毛にというときにはできるだけ髪の毛のダメージが少ない方法を選んでください。
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