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韓国がプロペシアの副作用を勧告

日本毛髪科学協会の認定講師で毛髪診断士の けんぞう です。

今日もご覧になっていただきありありがとうございます。

今年も科学的根拠に基づいた育毛関連の情報をお届けしたいと思います。

 

はじめに

プロペシアは誰でも知っているAGAといわれる男性型脱毛症(AGA)の治療薬です。

プロペシアは世界中70ヵ国にものぼる国々でAGAの治療薬として承認され、日本でも20年も前の1997年に承認されています。

国内でのプロペシアの服用者は個人輸入による服用者も含めれば150万人にも達するといわれています。

しかし、実は、、、

欧州やアメリカではプロペシアの副作用が大きな問題になり訴訟問題にまで発展しているのです。

その副作用は、国内ではほとんど知られていないのですが、

  1. うつ病
  2. 自殺念慮

という深刻な副作用なのです。

つい先日、韓国でもこれらの副作用を注意事項に明記するよう勧告が出されたのです。

あなたは、プロペシアの副作用をご存じですか?

 

 

韓国でプロペシアの副作用が勧告された

AGA治療薬のプロペシアというのはMSD社の商品名です。

プロペシアの有効成分は、フィナステリドという化学物質です。

 

フィナステリドは、1992年にアメリカで国で前立腺肥大症の治療薬として、プロスカーという商品名で発売されました。

さらに、低用量(1mg)で男性型脱毛症であるAGAにおいて発毛効果が確認され、1997年12月にアメリカでAGA治療薬として承認されたのです。

その後、世界70ヵ国以上でAGA治療薬として承認されて、日本においても2005年12月に、プロペシアという商品名で発売されたのです。

 

韓国でプロペシアの副作用が問題に

今月7月4日に、

韓国保健省は韓国MSD社に

プロペシアの服用によりうつ病などの症状を発症する危険があることを注意事項に明記するよう指示を出したのです。

 

くわしく見る ⇒ コチラ(韓国語)

韓国の中央日報などの報道によると、

韓国保健省はMSD社にAGA治療薬であるプロペシアの使用上の注意事項にうつ病や自殺念慮などに注意するように記載することを指示した

のです。

私は韓国語があまり得意ではないのですが、上記の韓国メディアの報道によると、

フィナステリドを成分としるAGAと前立腺肥大症の治療薬の承認事項に、

  1. 服用後にうつ病を発症する危険
  2. 服用後に自殺念慮が起きる危険

を表示す警告を新設したようです。

 

自殺念慮というのは自殺願望とは異なり、
「自殺願望」は、生きているのが嫌になったから死にたいと思いや、死ねるものなら死にたいという思いなのですが、
「自殺念慮」は、死ななくてはいけないと思い込みや、死にたいということが常に頭に浮かんで離れず、自殺することを義務的に思ってしまいことです。

 

韓国ではフィナステリド製剤は、韓国MSD社のプロペシア以外に、98社から142件ものジャネリック製剤が発売されているそうですが、

今回の勧告は韓国MSD社が韓国以外で発生した副作用を韓国保健省に報告したことにより判断されたとのことです。

 

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プロペシアの副作用

 

プロペシアの副作用についてはこのブログでも多くの情報を紹介してきました。

もう既にご存じの方も多いと思います。

 

多くの医薬品における副作用は、

服用時に発症する副作用

ですが、

 

プロペシアの副作用は、

服用を中止しても消えない副作用

なのです。

 

英語では、

post finasteride syndrome

といわれ、「フィナステリド(プロペシア)の飲んだ後も続く副作用」ということなのですが、

アメリカでは2012年にポストフィナステリド症候群財団が設立され、なぜ発生するのか、治療法は、、などが研究されているのです。

  詳しく読む ⇒ プロペシアの副作用は

 

ポストフィナステリド症候群については今年になってから週刊現代でも、

プロペシアのとんでもない副作用

として取り上げられたのですが、厚労省での対応はまだ何もないようです、、、。

 

ポストフィナステリド症候群では、
このたび韓国の保健省が勧告した、

  • うつ病
  • 自殺念慮

の他に、

  • 重度の肝障害

が報告されています。

 

国内ではプロペシアに続いてザガーロが発売されました。

ザガーロもプロペシアと同じ副作用があるのでしょうか、、、

ザガーロもプロペシアと同じ範疇の医薬品で薬理作用もほぼ同じです。

 

しかし、AGAの治療薬として承認されているのは韓国と日本だけ、、、

情報量が乏しく判断できなさそうです。

 

今すぐにプロペシアの服用を止めるべきだというつもりはありません。

主治医と充分相談してください。

そして、

個人輸入で自己判断で服用している方はあくまでも自己責任だということです。

 

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