雨の日は髪がきまらないので憂鬱

もうすぐ梅雨入り、雨の日の髪のセットは憂鬱ですね、、、。

雨の日には髪がキマらないから憂鬱だ、、と思っているのはあなただけではありません。

上手くセットできたと思っても、家を出たら数分で崩れてしまったり、いつも以上にくせ毛が出たり、という人は多いのです。

雨の日はくせ毛で髪型がきまらない

せっかくセットしても外に出たら元に戻ってしまう、、、これではテンションも下がってしまいますよね。

雨に日に髪がきまらないのは水素結合が切れてしまうからなのですが、

 

雨の日に「髪がキマらなくて憂鬱、、」という人は髪の毛の乾かし方に問題があるようです。

 

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雨の日には髪のスタイルがくずれやすい

雨の日の髪の毛の悩みは、

  • 雨の日は髪の毛が広がってしまう
  • 雨の日は髪の毛のボリュームがでない
  • 雨の日はセットが崩れやすい

と、多くの人が悩みを持っています。

 

では、

どうして雨の日には髪型がきまらないのでしょうか?

 

雨の日に髪型がくずれやすい理由

その理由は、

雨の日には湿気で髪の水素結合が切れてしまう

からなのです。

 

髪の毛の主成分は蛋白質で、髪の毛の約90%はケラチン蛋白です。

  • ケラチン蛋白   :  90%
  • 水分       :  8~10%
  • 脂質、ミネラル等 :  数%

で構成されているのです。

 

髪の毛の主成分であるケラチン蛋白質はアミノ酸が結合して作られているのですが、

髪の毛には4種類の結合があります。

 

  1. 水素結合
  2. イオン結合
  3. シスチン結合
  4. ペプチド結合

の4種類です。

 

髪の毛にクセをつけるパーマでは酸やアルカリや化学薬品でイオン結合やシスチン結合を切ることによって髪の毛にクセをつけるのです。

雨の日に髪型がくずれやすいのは髪が湿気を吸収して水素結合が切れてしまうからなのです。

 

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雨の日に髪がきまらないのは水素結合が切れるから

髪の毛の中心は空洞になっており、

 通常は8~10%の水分を保持しています。

洗髪などで髪の毛が濡れたときには25%も水分を含むことになりますが、

 

髪の毛には、

  • 水分が多くなると水素結合が切れる
  • 水分が少なくなると再結合する

という性質があるのです。

   絵に描くとこのようになります。

髪の水分の量が多くなると水素結合が切れて髪の毛はしなやかになり、

髪にクセをつけて乾かすと、クセがついた水素結合するので髪はクセがついたままになるのです。

  • 雨に日にヘアースタイルがくずれる
  • 洗髪後のブローで髪にクセがつく

これらは、髪の毛の水分量で水素結合が切れたり再結合したりすることによるのです。

 

くせ毛は水素結合ではない

では、くせ毛も水素結合によるのでしょうか?

髪の毛はケラチン蛋白で作られていますが、

ケラチン蛋白には2種類があり、

2種類のケラチンの比が50:50のときには直毛になりますが、

2つケラチンの比が不均衡だと髪の毛はうねったくせ毛になるのです。

  詳しく見る ⇒ 天然パーマやくせ毛を直す方法

 

その他にもくせ毛の原因があり、

くせ毛は、

  1. 毛包のねじれ
  2. 髪の毛の断面の変形
  3. コルテックス層のケラチンの不均衡

という3つの原因により生じるのです。

くせ毛と直毛の比較

 

 

雨の日に髪のスタイルを保つには

ヘアスタイルがくずれる悩みの多くは、その方法に原因があります。

ヘアスタイルを長持ちさせるには、髪の毛の根元から毛先まで髪の毛全体がしっかりと乾いていることが重要です。

 

しかし、髪の毛の根元をしっかりと乾かさない人が多いのです。

ヘアスタイルがくずれる一番の原因は水素結合が切れるからなのです。

 

  1. 髪の毛の根元から充分に乾かす
  2. 髪の毛が乾く間際に形をつける
  3. 髪の毛全体をしっかり乾かす

この3つが、くずれにくいスタイリングのコツなのです。

 

髪の毛がまとまらないと嘆くあなたは、

この乾かす3つのステップをきちんとやっていますか?

 

さらに秘けつは、

スタイリングの後で冷風を当てる

ことです。

ドライヤーの熱で温まった髪の毛は冷めていくときに空気中の水分を取り込む性質があります。

ドライヤーの熱で熱くなった髪の毛を冷風で冷ますことにより「冷めていくときに空気中の水分を取り込む」ことを防ぐことができるのです。

こうすることによって、髪の毛にクセをつけやすく、持ちも良くなるのです。

 

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ドライヤーの当てすぎは厳禁

ドライヤーで髪の毛の根元からしっかりと乾かすことが、ヘアスタイルを決め、長持ちさせるコツですが、

乾くタイミングを見極めて、必要以上に熱をかけないようにしてください。

特に、

髪の毛が乾いてからの熱のかけすぎは厳禁です!

 

ドライヤーの温風の温度はおよそ100~110℃です。

日本工業規格(JIS)では、

  • 室温が30度の環境で、
  • 吹き出し口から3センチのところで、
  • 140℃以下

と決められています。

 

髪の毛は蛋白質ですから、温度が100℃以上になると変質してしまい、元には戻りません。

ドライヤーの温風は噴き出し口では100℃を超えてるのですが、吹き出し口から10cm以上離せば温度はかなり下がります。

 

  詳しく見る ⇒ ドライヤーは薄毛に悪いのか

 

髪の毛が濡れている間は髪の毛の温度はそれほど上がりませんが、乾ききったとたんに急激に温度が上がるので、

乾くタイミングを見極めて、必要以上の熱をかけないようにしてください。

 

髪の表面が100℃以上になると、髪の蛋白質や脂質が変性して髪の中心部に空洞ができ切れやすくなったり、

髪の表面のキューティクルがはがれ、ツヤが低下したり枝毛の原因になるのです。

 

雨の日に髪がきまらないのは髪が水分を含んで水素結合が切れるからです。

雨の日に髪の形を保つには髪の根元から充分に乾かすことですが、

  • 風量の多いドライヤーを使うこと
  • 髪の根元に指を入れて小刻みに動かしながら根本に温風を入れること
  • 乾く間際に冷風に切り替えること

がコツなのです。

こうすれば雨の日で髪はくずれにくくなるはずです。

 

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