貴方の薄毛はどの程度ですか?
- こめかみの生え際が薄毛になった
- こめかみの生え際が後退した
これは、AGAといわれる男性型脱毛症の兆候です。
AGAは、Androgenetic Alopeciaといわれる脱毛症で、最近非常に増えているのです。
目次
AGAの自己診断をしてみよう
下の図は、日本皮膚科学会のAGAの診断基準です。
耳の穴と頭の頂点を結んだ線と、角額という、こめかみ部分の生え際の線の距離を測ってください。
この2本の線の距離が「2センチ以内ならAGA」です。
この診断法は、皮膚科やAGAクリニックにおける診断法と同じで、AGAの診断にはこの方法しかありません。
AGAは進行します
もう一つ貴方の薄毛の程度を下の表と比べてください。
この表は、日本皮膚科学会のAGAの分類表です。
貴方の場合には、「こめかみ部分の薄毛」程度ですから、せいぜいⅡ型ではないでしょうか。
でも安心してはいけません。
AGAは何も処置をしないで置けば、Ⅰ型からⅦ型まで進行してしまうのです。
貴方が使っている育毛剤は効果がありますか?
薄毛に手当をしていない人が多い
国内には薄毛で悩んでいる男性が1,260万人いるといわれています。
そのうち、
- 手当をしている : 650万人
- 何もしていない : 610万人
と何もしていない人が半数もいるのです。
しかし、処置をしている、育毛剤を使っている、、といっても、本当にAGAに効果が有る育毛剤を使わなければ何も意味がありません。
AGAの原因は男性ホルモン
AGAは男性型脱毛症といわれ、その原因は男性ホルモンです。
男性ホルモンであるテストステロンは、5α-リダクターゼという酵素によって、ジヒドロテストステロン(DHT)という活性がさらに強い男性ホルモンに変わるのですが、DHTが毛根部に作用すると、髪の毛の成長を抑制してしまうのです。
ですから、
- AGAを抑制するには、5α-リダクターゼを抑制して、DHTの産生を抑えなければならない
のです。
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貴方の育毛剤は5α-リダクターゼ抑制作用がありますか?
たくさんの育毛剤が売られています。
そしてその作用も色々です。
- 血行促進
- 毛母細胞刺激
- 皮脂除去
- 頭皮保湿
それらの育毛剤もAGAに効果がないわけではありません。
しかし、AGAの原因は、5α-リダクターゼによるジヒドロテストステロン(DHT)の産生です。
AGAを抑えるためには、
- 5α-リダクターゼを抑制してDHTの産生を抑える
ことが必須なのです。
AGAを抑制するためには、
〇 男性ホルモン抑制 + 血行促進
〇 男性ホルモン抑制 + 毛母細胞刺激
× 血行促進
× 血行促進 + 毛母細胞刺激
ということで、まずは「男性ホルモン抑制の育毛剤」を使う必要があるのです。
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AGAにはプロペシアが最も有効
5α-リダクターゼ抑制作用の有る育毛剤はそんなにたくさんありません。
プロペシアが一番
育毛剤ではありませんが、一番効果が有るのはプロペシアです。
プロペシアは、「飲む育毛剤」としても有名ですからご存じだと思います。
プロペシアは医療用医薬品ですから、皮膚科やAGAクリニックで診察を受けて処方箋をもらってからでないと手に入れることができませんが、診察は簡単で、薬代も1ヵ月に1万円程度です。
プロペシアの性機能に関する副作用
プロペシアは国内で唯一のAGA治療薬ですが、副作用の懸念があるのです。
プロペシアは、フィナステリドという化学物質で、アメリカのメルク社が前立腺肥大や前立腺癌の治療薬として開発した薬です。前立腺肥大や前立腺癌の治療薬として開発は失敗したのですが、発毛作用が有ることから、AGA治療薬として転用されたのです。
プロペシアは、5α-リダクターゼ抑制作用があり、AGAに効果があるのですが、性機能に関する副作用があるのです。
下の表は、国内で販売しているMSD社のプロペシアの添付文書です。
国内の臨床試験でも、1~5%の頻度で、
- 性欲減退
- 勃起不全
- 射精障害
などが見られることが明記されています。
プランテルは5α-リダクターゼ抑制作用の育毛剤
ドラッグストアーや通販で売られている育毛剤を調べてみると、5α-リダクターゼ抑制作用のある育毛剤が幾つかあるようです。
その中でも、コレは!と思われたのが、薬用プランテルです。
薬用プランテルは、植物エキスで作られた育毛剤です。
その中のヒオウギエキスに注目です。
ヒオウギというのは南方の植物ですが、ヒオウギエキスには、イソフラボンが含まれ、イソフラボンは植物エストロゲンといわれ、5α-リダクターゼ抑制作用が有ることが科学的に立証されているのです。
プランテルには、
- ヒオウギのエキスが含まれている
- ヒオウギエキスにはイソフラボンが含まれている
- イソフラボンには5α-リダクターゼ抑制作用がある
- イソフラボンの5α-リダクターゼ抑制作用は科学的に証明されている
ということなのです。
治療にはプロペシア、予防にはプランテル
貴方のAGAが、先にご紹介したAGAの分類表でⅣ型やⅤ型であれば、皮膚科やAGAクリニックで診察を受け、プロペシアを服用することをオススメします。
あなたのAGAが、Ⅱ型やⅢ型であれば、プランテルでも良いのではないかと思います。
プランテルは、厚労省の承認を受けた医薬部外品で効果や副作用の心配はありません。
- AGAの治療 : 副作用が心配だが効果の強い プロペシア
- AGAの予防 : 効果は穏やかだが副作用のない プランテル
こう考えたらいかがでしょうか、、、。
いずれにしても、AGAは手当てをしないと進行します。
予防も治療も、早ければ早いほど有効です。
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