日本毛髪科学協会の認定講師で毛髪診断士の けんぞう です。
今日もご覧になっていただきありありがとうございます。
フィンジアをご存じですか?
フィンジアはあの、“M字用育毛剤”として有名なプランテルの会社の育毛剤です。
2015年6月に発売開始して数か月、年末には予約販売状態になるほどの人気です。
薄毛が気になる人、M字ハゲが気になる人、
フィンジアってどんな育毛剤だかご存じですか?
目次
フィンジアは薄毛の人に超人気
フィンジア(FINJIA)が発売されたのは、2015年6月ですが、
12月の販売サイトにはお詫びが記載されていました。
詳しく見る ⇒ フィンジアの公式販売サイト
フィンジアを販売している、ユーピーエス社に問い合わせたところ、10月頃から注文が殺到し、生産が追いついていなくなったのだそうです。
1月になれば品薄は解消されるだろうという、ユーピーエス社の本田取締役からの返事でしたが、
このサイトでも紹介しているM-1育毛ミストは、“40万本突破”と書いていますから、やはり効果のある育毛剤は爆発的に売れているのですね、、、。
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フィンジアが薄毛の人に人気の理由
フィンジアは、ユーピーエス社が今年の6月に発売仮死した製品です。
ユーピーエス社といえば思い出す方もいるかと思いますが、あの、“M字ハゲ用育毛剤”として有名な、「薬用プランテル」を販売している会社です。
薬用プランテルの発売は2012年8月。
薬用プランテルは2015年4月に、欧州の食品や化粧品などの優秀製品を表彰するモンドセレクションを受賞しています。
詳しく見る ⇒ 薬用プランテル
そんな、人気の薬用プランテルを発売している会社が今年の6月に新発売したのがフィンジア(FINJIA)なのです。
フィンジアは5α-リダクターゼ抑制作用を強化
フィンジアのセールスポイントは、
- キャピキシル5%配合
- ピディオキシジル2%配合
- カプサイシン配合
と、3つを挙げています。
キャピキシルというのを簡単に説明しますね。
キャピキシルというのは、カナダのルーカスマイヤーという化粧品会社が開発した化粧品原材料です。
キャピキシルは、アセチルテトペプチド3という成分とアカツメクサ花エキスからなる成分で、CAPIXYLというのはルーカスマイヤー社の商品名です。
2011年の化粧品原料展で銅賞を獲得しているのですが、ルーカスマイヤー社の正規品を3%以上含む商品には、ルーカスマイヤー社が銅賞を獲得したときに作ったエンブレムを使うことが許可されていまので、キャピキシル配合の育毛剤や化粧品を購入するときにはこのエンブレムを確認することが大切です
キャピキシルの5α-リダクターゼ抑制作用に注目
キャピキシルの育毛効果はミノキシジルの3倍ともいわれ、マツゲを伸ばす美容液にも使われているのですが、注目すべきは、5α-リダクターゼ抑制作用です。
キャピシジルは、アセチルテトペプチド3とアカツメクサ花エキスから成っており、
- アセチルテトペプチド3 : 成長作用
- アカツメクサ花エキス : 女性用ホルモン作用
があるんです。
アカツメクサ花エキスには、ビオカニンAというフラボノイドが含まれ、プランテルのヒオウギエキスに含まれるイソフラボンと同様にM字ハゲの原因となる5α-リダクターゼ抑制作用によりDHT(ジヒドロテストステロン)の産生を抑制するのです。
フィンジアはM字ハゲ予防効果がプランテルよりさらに強化されているんですね。
フィンジアはリアップと同じ効果もある
次に、ピディオキシジルですが、チョット聞いたような名前ですよね。
そうです、大正製薬のリアップの有効成分であるミノキシジルと同じファミリーの化合物です。
構造式を見ていただければ分かりますが、下の部分が5員環か6員環かの違いですね。
ピディオキシジルはミノキシジルと同じように、頭皮の血行を改善して発毛を促進する作用があるのですが、
ミノキシジルの問題点である、
- 頭皮から吸収されにくい
- 頭皮の痒みや発赤などの副作用がある
という点が改善されているのです。
さらに、カプサイシンも配合されていますが、カプサイシンはトウガラシなどに含まれる成分で、知覚神経を刺激して髪の毛を作り出す毛母細胞を活性化し、さらに髪の毛の成長を促進するIGF-1という局所ホルモンの分泌も促進させることが知られています。
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フィンジアはM-1育毛ミストだけでなく薄毛にも有効
いかがでしょうか?
フィンジアが発売数か月で超人気、品薄状態だというその理由がお分かりになっていただけましたでしょうか。
私も、2ヵ月ほど前からプランテルからフィンジアに変更しました。
詳しく見る ⇒ プランテルからフィンジアに替えました
価格は、プランテルよりも3,000円ほど高めになるのですが、プロペシアとリアップの両方の効果が期待出来るということであれば、まあまあかな、、と思っています。
容器は小さいですよ!。プランテルの1/3の容量ですが、プランテルと同じプッシュ式で、プランテルよりもピンポイントで塗布できます。
無色無臭ですが、プランテルよりもアルコール臭が強いような気がします。しかし、塗布したときの本の短時間ですが、、、。
フィンジアは化粧品
フィンジアの箱や容器には、「スカルプエッセンス」と記載されています。
要するに、分類上では化粧品だということです。
このサイトでは、育毛剤を選ぶ時には、「医薬部外品を選んでください」と言ってきました。
それは、一般的には効果から言えば、
医療用医薬品 > 一般医薬品 > 医薬部外品 > 化粧品
という関係にあるからです。
医薬部外品は、
- 厚生労働省が認可した成分を
- 決められた濃度で配合
という厳しい決まりがあり、医薬部外品に指定されれば、「薬用」、「発毛効果」というような文言を使うことが認められるのです。
残炎ながら、キャピシジルは発毛効果があることは知られているのですが、厚労省の医薬部外品の成分としては認められていないため、「化粧品」の部類になってしまうのですね、、、。
キャピシジルも多くの臨床成績や科学的データを添えて申請すれば医薬部外品に認定されるのですが、医薬部外品に認可されるためには数年の期間と100億円くらいの費用がかかるといわれており、メーカーとしては化粧品で発売したと言うことなのでしょう。
詳しく見る ⇒ フィンジアの公式サイト
ちなみに、
キャピキシルが配合された育毛剤には、ボストンスカルプエッセンス、Deeper3D、ザスカルプ5.0c、などもありますが、ピディオキシジルをも配合した育毛剤はフィンジアだけのようです。
フィンジアはプロペシアとリアップの効果が期待出来る育毛剤です
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