まつげを早く伸ばす5つの方法
日本毛髪科学協会の認定講師で毛髪診断士の けんぞう です。
今日もご覧になっていただきありありがとうございます。
今日も科学的根拠に基づいた育毛関連の情報をお届けしたいと思います。
目次
はじめに
まつげの本数は左右合わせても150本程度です。
しかし、まつげは顔の中心でまつげの具合で顔の魅力も変わってきます。
つけまつげやエクステンションなしでまつげを伸ばす方法もあるのです。
早く伸ばしたいと焦ってはいけません。
まつげを伸ばすことは可能なのですが、やや時間もかかると考えてください。
まつげの基礎知識
人間の体毛には、それぞれ役割がありますが、まつげの役割は目にホコリやゴミが入るのを防ぐことで、砂漠など目に異物が入りやすい地域に住んでいる人種のまつげは多く長い傾向にあるそうです。
とはいえ、まつ毛は「長ければ長い方が良い」というわけではありません。
あまりに長すぎると、まばたきのたびに邪魔になってしまいますし、逆さまつげといって、まつげ自体が目にとって異物や邪魔になってしまう可能性もあるのです。
まつげの本数は150本程度
犬や猫は体中に毛が生えていますが、私達の体でも体中に毛が生えているのです。
人間の体にはおよそ500万本の毛が生えているそうですが、目で確認できるのは約140万本だそうです。
目で確認出来るというのは、髪の毛、ワキ毛、陰毛、スネ毛、、などで、およそ140万本。
その他に、うぶ毛のように細くてほとんど目にとまらないのですが、360万本もの体毛があるのです。
髪の毛の本数は、約10万本だといわれていますが、
まつげの本数は、(左右合わせて)
- 少なめのヒト : 100本未満
- 多めのヒト : 150~200本程度
だそうですから、平均で130~140本程度だと思われます。
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まつげは1ヵ月で5ミリ伸びる
体毛の伸びるスピードは部位によって異なります。
1日に伸びる長さは、
- 髪の毛 : 0.3ミリ
- ヒゲ : 0.3ミリ
- ワキ毛 : 0.3ミリ
- 陰毛 : 0.4ミリ
- スネ毛 : 0.2ミリ
- まつげ : 0.18ミリ
- まゆげ : 0.15ミリ
だそうです。
髪の毛の伸びるスピードの約半分で、まつげは1ヵ月に4ミリしか伸びません。
さらに、毛には、「毛サイクル」というものがあり、成長期、退行期、休止期という周期を繰り返し、生え替わっているのです。
詳しく見る ⇒ 女性の育毛剤を選ぶ時に5つのポイント
この毛周期も体の部位によって異なり、それぞれの毛が生え変わる寿命は、
- 髪の毛 : 4~6年
- ヒゲ : 2~3年
- まゆげ : 2~6ヵ月
- まつげ : 3ヵ月
だそうです。
従って、髪の毛は最長で6年間成長を続けますから、70~80センチの長さになるのですが、
まつげは3ヵ月で生え替わりますから、まつげは最長でも1.2センチくらいにしかならないのです。
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まつげを早く伸ばす5つの方法
まつげの本来の役割は目にゴミやホコリが入るのを防ぐことですが、長くて綺麗なまつけには誰しも憧れます。
まつげが長いと、すっぴんでも目力がアップして魅力的に映るからです。
まつげを長く見せるには、
- 付けまつげ
- エクステンション
がありますが、やはり自前のまつげを長くしたいものです。
1) まぶたのマッサージ
まぶたのマッサージはまつげの成長を促す上で非常に大事です。
まつげも髪の毛と同じように、毛根部にある毛球(毛包)と言われる部分にある毛乳頭細胞の細胞分裂によって生み出されるのです。
従って、充分な栄養素と酸素の供給が必要なのですが、薄毛のヒトは頭皮が硬く頭皮の血行が悪いのだそうです。
目元の血行を促進して毛根に充分な栄養素や酸素が供給されれば、まつげの育毛に効果があるのです。
蒸しタオルなどで目元を温めてマッサージをしたり、入浴時や入浴後には眼瞼や目元も充分にマッサージをするようにしてください。
また、長時間パソコンやスマートフォンの画面を見続けたときにはマッサージを心掛けてください。
マッサージの時には、目の周りの皮膚は他の部位に比べると薄く敏感ですから強くこすらないように、また、眼球を押さないようにしなければなりません。
また、まゆげの下、目の下、こめかみの下を内側から外側に向かうようにゆっくりと抑える程度の力で充分です。
2) 食生活を見直す
栄養が足りていないとまつ毛が細くなり成長が遅くなってしまいます。
良質なたんぱく質を含んでいる肉、魚、大豆、卵などが良いですよ。毛の主成分であるケラチンの生成には必須アミノ酸が関わります。
また最近ではまつ毛の育毛専用のサプリもでています。
摂取量に気をつけ、効果的に利用してくださいね。
詳しく見る ⇒ 髪の毛が薄くなってきたら髪の毛に良い食べものを
3) 充分な睡眠時間
睡眠はまつげの成長に非常に重要です。
成長ホルモンは夜間が分泌されるからです、睡眠時間の不足は薄毛の原因の一つですが、まゆげにとっても睡眠時間は大事なのです。
午後10時から午前2時の間が睡眠のゴールデンタイムといわれ、この時間に成長ホルモンがもっとも沢山分泌されるといわれています。
忙しいあなたにはなかなか難しいことかも知れませんが、せめて11時頃には床に就くようにしたいものです。
睡眠は長さではありません。
週末に寝だめしたり、朝遅くまで寝たからといって良い睡眠とはいえないのです。
睡眠のゴールデンタイムには睡眠しているように心掛けてまつげや髪の毛の成長を促してください。
これは、まつげだけでなく、あなたの肌にも良いのです。
4) アイメイクは最小限に
まつげを長く見せたいために過度にビューラーを使うことは、まつげが抜けたり切れたり、健康なまつげの毛根部を傷めまつ毛が抜ける原因になります。
特に、ビューラーのゴムは小まめに交換してください。新しいゴムは弾力があり強く挟まなくても綺麗なカールをつけることができるので、まつげへの負担も少ないのです。
古いゴムは硬くなるだけでなく、バクテリアも繁殖しやすいので清潔に保っておくことが大切です。
充分なカールを付けるために、ホットビューラーを使う人も多いのですが、まつ毛の水分を奪い乾燥させてまつげが切れてしまう原因になるのでなるべく使わないようにするか、使っても短時間にしてください。
仕事や外出がない日には、アイメイクを休み、まつげをも休ませてあげることが大切です。
5) まつげ専用の美容液を使う
ニベアを塗るとまつげが伸びる、リップクリームを塗るとまつげが伸びる、と流行ったことがあります。
確かに、保湿クリームを塗るとまつげの乾燥を防ぎ切れ毛を防いだりする効果は期待出来ますが、まつげの成長を促進する効果は期待出来ません。
まつげの成長を促すのであれば、
まつげ専用の美容液を使ってください。まつげ専用の美容液には保湿成分の他に毛根に栄養を与える成分やまつげをダメージから守る成分などが含まれています。
通販やwebサイトで様々なまつげ専用美容液が販売されていますが、使用する場合には、
- 使用方法を守ること
- 目に入らないようにすること
- 初めて使う時はパッチテストを行うこと
が大事です。
パッチテストとは自分の肌に合うかを確かめるテストですが、比較的敏感な二の腕の内側などに小量を塗ってみて発赤や痒みが出ないかを確かめてください。
最近密かに人気があるのは、
世界中で愛用者急上昇中のイスラエル政府認可の育毛ローションの、「まつ毛・まゆ毛用美容液」のようです。
美容液には様々な種類があり、ハリとコシを与えてくれるタイプ、枝毛や切れ毛を改善してくれるタイプ、エイジングケアや育毛も同時にできるタイプなど様々なものがありますが、
まつげは短時間では伸びないので数か月使うことが必要です。
まつげを早く伸ばしたいと焦らずに、根気よく頑張ってください。
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