最近、スマホをやっている時間が長くないですか?
スマホのやり過ぎは薄毛になるそうです。
そう、眼精疲労です。
眼精疲労は肩こりや頭痛を引き起こしますが、これは血行障害です。
眼精疲労は頭皮の血行をも悪くして薄毛の原因になるのです。
目次
薄毛の原因になる眼精疲労とは
あなたはスマホを1日に何時間くらい使っていますか?
スマホが一般的になったのは、2008年にiphoneが初めて発売されてからですから、まだ10年も経っていないのですが、目の健康被害が問題になっているのです。
目を使う作業を長時間継続ることによる、
- 眼痛
- かすみ目
- まぶしさ
- 充血
- 眼球の乾燥
などの症状を眼精疲労といいます。
眼精疲労は眼球筋のコリ
通常の目の疲労は目を休め、睡眠をとることで改善しますが、重度の眼精疲労になると睡眠をとっても改善せず、特にパソコン作業などでで目と対象物の距離が近い条件での作業や、スマホなどの小さな画面や暗いところで瞬きをほとんどしないで集中する人では、眼精疲労を訴える人が非常に増加しています。
眼精疲労は、目のまわりの筋肉が疲れた状態(筋肉疲労)のことです。
眼球は、外眼筋という6本の筋肉で支えられているのですが、眼球が長時間同じ位置で動きがない状態が続くと外眼筋が筋肉疲労を起こすのです。
さらに、長時間同じ姿勢で作業を続けたり、スマホの画面を見続けたり、長時間のキーボード操作により頸部や背部の筋肉、すなわち僧帽筋、肩甲挙筋・棘上筋・棘下筋・三角筋・広背筋への筋肉への負担が増し、筋肉の血管内で血流が滞ることによって、肩こりや頭痛も起きてしまいます。
眼精疲労も、肩こりも、筋肉に対する負荷と血流不良により起こるのです。
筋肉の疲労(コリ)は、主に筋肉に疲労物質である乳酸が溜まる事と、血行不良を原因として発生するのです。
筋肉内に乳酸が蓄積すると、筋肉の柔軟性が失われ強張って、血管の収縮を阻害して血行不良をおこし、血行不良は筋肉内の乳酸の分散と代謝を阻害してますます筋肉の柔軟性を失ってしまうのです。
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眼精疲労は薄毛の原因
先日は、薄毛のヒトは頭皮が硬く、血行不良の人が多いことをお知らせしました。
血行不良は頭皮を硬くし、髪の毛の成長を妨げてしまうのです。
詳しく見る ⇒ 薄毛の男性は頭皮が硬い
スマホやPCの長時間利用は、眼精疲労や肩こりをを起こすことによって頭部の血行を阻害して、薄毛になると専門家が指摘しています。
長時間の、
- スマホやPCを長時間使う
- まばたきの回数が減る
- 眼球の動きも少ない
- 外眼筋への血流が減る
- 目が疲れる(眼精疲労)
- 肩の動きも長時間止まるので肩こりになる
- 肩の筋肉が動かなくなると頭部への血流も悪くなる
- 頭皮の血流が阻害される
- 頭皮の血行が悪くなると髪の毛の生育が悪くなる
ということで、「スマートフォンやパソコンの使いすぎで薄毛になる可能性がある」というのです。
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薄毛の原因にもなる眼精疲労は怖い
眼精疲労を、「単なる目の疲れ」などと侮ってはいけません、眼精疲労は目の疲れだけではなく、全身への影響も大きいのです。
眼精疲労になりやすい人と、なりにくい人がいて、眼精疲労になりやすい人は自律神経系が弱い体質の人だといわれているのですが、もともと自律神経系が弱い人が、無理な作業状態や、体の緊張状態、精神的ストレスや外的ストレスが重なると、自律神経失調症を招く可能性がおおきいのです。
自律神経は、心臓の動き、まばたきなど、自分ではコントロールできない自律的に働いている神経で、活動する神経である「交感神経」と、休む神経である「副交感神経」の連動でバランスが保たれているのですが、この連動の乱れによって身体に様々な不調が生じてくるのです。
全身の症状
- 肩こりがひどい
- 全身の倦怠感
- 頭痛や頭が重い
- イライラして集中力や持続力が低下
- 動悸やほてり
- 食欲不振
- 不眠
その結果、慢性的な不調や不快により、重苦しい毎日をすごさなくてはならなくなり、日常の仕事や家事の能率も低下し、長期の休暇や療養が必要になったりすることもあります。
眼精疲労は、そのままほっておくと、とくに胃に関連する病気や、精神的異常や神経症などの重い病気にかかる恐れがあるともいわれているのです。
薄毛の原因になる眼精疲労を防ぐには
眼精疲労を防ぐには、「スマホやパソコンを止める」のが一番ですが、そういうわけにはいきませんよね、、、
30分に1回はスマホやパソコンの画面から目を離し、ストレッチをしてください。
パソコンメーカーの調査では、1時間毎に10分間の休憩をとると、作業効率が約12.5%向上したそうです。
- 目を休ませる
目を休ませることにより、酸素が補給され、緊張していた外眼筋が弛緩します - 外眼筋をほぐす
眼球周辺をマッサージしたり、ツボ押しなどにより血行を促し、筋肉疲労をときほぐしましょう - 遠くを見る
遠くを見ることによって近くを見ると緊張する毛様体筋が弛緩します。遠くを見たり近くを見たりることにより毛様体筋をストレッチしましょう
一番有効なのは、ストレッチをしたりマッサージをすることです。パソコン作業などで長時間同じ姿勢をとっている場合は、15分から30分に一度ストレッチをするようにしてください。
眼精疲労を解消するツボ
入浴時などには目を温めた後に、目のツボを指圧するのも良い方法です。
眼精疲労を解消するツボは、
- 攅竹(さんちく) : 眉頭の内側で目の上の骨縁の少しへこんだところにある目頭の左右のくぼみ
- 晴明(せいめい) : 鼻の付け根の横側にある
- 太陽(たいよう) : こめかみの下の少しくぼんだ部分にある
この3つのツボを静かに指先で押さえてください。
肩こりとを解消するツボは、
風池(ふうち) : 首の後ろの髪の生え際で耳と首の骨の中間にある少しへこんだ部分
や、涙腺を刺激して涙の分泌を良くする、耳の後ろのツボなどを刺激するのも効果的です。
眼精疲労を解消する栄養
視力機能に影響を与える栄養素はビタミンAとビタミンB群です。
特に目を使う仕事をしたり、目が疲れたと思ったときにはこれらのビタミンの補給も考えてください。
ビタミンA
角膜や網膜の細胞や角膜表面を保護する細胞を活性化させ、細胞分裂を促進します。目の若々しさを保つには必要不可欠なビタミンで、30歳代以降には摂取を心がけてください。
レバー、うなぎ、卵黄、バターなどの動物性食品や、ホウレン草、ブロッコリー、小松菜、ニンジンなどの緑黄色野菜、そして良く知られているのがブルーベリーです。
ビタミンB群
ビタミンB1、B12は視神経の働きを維持し、視力の低下を防ぐ働きがあります。
豚肉、牛レバー、うなぎ、乳製品などの動物性食品や、さば、いわし、かつおなどの魚類、玄米、ごま、大豆などに多く含まれます。
ビタミンB2、B6は網膜の働きを助け、眼精疲労による充血などを改善しますが、髪の毛の主成分であるケラチンの合成にも欠かせないビタミンです。
牛レバー、豚レバー、サバ、カツオ、納豆、モロヘイヤ、バナナなどの多く含まれます。
スマホの使用はほどほどに
スマホを始めてしまうと時間を忘れてしまうものです。
しかし、長時間のスマホ使用は、交感神経が亢進して恒常的に血管が収縮し、髪の毛の成長にも悪影響を与えてしまうのです。
頭皮の血流が悪くなると、髪の毛の根元にある毛母細胞や毛乳頭細胞への血液が悪くなり、栄養素や酸素が不足して髪の毛の成長が止まってしまうのです。
詳しく見る ⇒ 薄毛の男性は頭皮が硬い
髪の毛の成長は月に0.3ミリ程度なのですが、髪の毛は全部で10万本もあり、非常に代謝の激しい器官なのです。
眼精疲労が原因で起きる薄毛や脱毛も、血流不良が原因なのです。
パソコンを長時間使うと肩が凝ったり、まばたきも減り、眼球の動きも少なく、眼筋への血流が減少して肩こりと同じように外眼筋がコルのです。
その結果、その先にある頭皮のへ血流も阻害され、そうした状態が長期間続くことによって脱毛が起こるのです。
スマホやパソコンなしで仕事や日常生活は成り立ちませんが、
スマホやパソコンを使う際には1時間おきに軽いストレッチやして眼精疲労を防ぎましょう。
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