日本毛髪科学協会の認定講師で毛髪診断士の けんぞう です。
今日もご覧になっていただきありありがとうございます。
今日も科学的根拠に基づいた育毛関連の情報をお届けしたいと思います。
目次
はじめに
東国原といえば、“そのまんま東”ですが、
東国原はそのまんまKという育毛剤をプロデュースし販売しているんですね。
そのまんま東の育毛剤といえば、ビタブリットCなのですが、
二股をかけて良いのかな、、、としんぱいになってしまいます。
しかし、そのまんま東の髪が黒くなったというのは、
- ビタブリッドCなのか
- そのまんまKなのか
そのまんまKという育毛剤はどんな育毛剤なのかを調べてみました。
東国原の育毛剤・そのまんまK
私も知らなかったのですが、ネットで調べるとでてきますね、、、
楽天市場、Amazonで売られているようです。
遡って調べてみると、2014年12月頃から売り出しているようです。
ミドルエイジ専用スカルプエッセンス「そのまんまK」
ミドルエイジ専用、男性も女性もOKとのことです。
赤の箱と、白の箱があるようなのですが、違いはどのサイトを見ても分かりませんでした。
製品について詳しく調べてみました。
製品プロファイル
- 商品名 : スカルプエッセンス そのまんまK
- 主成分 : プラセンタエキス、カラギーナン、ヒノキチオール、エンピツビャクシン油
- 内容 : 50ml
- 区分 : 化粧品
- 製造国 : 日本
- 価格 : ¥5,965
それにしても、50mlで5,965円とは高いですね!!
製品説明
頭皮用スカルプエッセンス「そのまんまK」は、頭皮と毛髪をケアする成分としてプラセンタ、カラギーナン、ヒノキチオールをバランス良く配合しており、男女を問わずご使用いただけます。
プラセンタとは胎盤のことで、種々の栄養素が含まれ、女性の化粧品などにもよく使われています。
使用法
- 使用前には よく振ってからご使用ください
- 適量を頭皮または手にとって
- 擦りこむようになじませてご使用ください
ということですね、、、、。
製造国は日本と記載されていますが、製造元がなかなか見つかりませんでしたが、
時間がかかりましたが、ようやく見つけました、、、
製造元 : ナチュラルバイオ研究所株式会社
ナチュラルバイオ研究所株式会社は、北海道札幌市にある、
「プラセンタを主軸とした健康食品の製造・販売、化粧品の製造・販売」
が主たる事業内容で、設立日は2011年と比較的歴史の浅い会社ですね。
会社概要は、
ナチュラルバイオ研究所株式会社は「プラセンタ」を主軸に、世界中の人々が健やかで心豊かな暮らしの実現に貢献し、最高の満足と信頼を得られるよう、常に全力でやる遂げる使命感と、感謝の心を忘れることなく、日々邁進しています。
ということで、プラセンタを中心にして化粧品などを製造販売している会社のようですが、OEM製品も手がけているようで、「そのまんまK」はOEM製品のようです。
OEMというのはOriginal Equipment Manufacturingまたは Original Equipment Manufacturerの略語で、委託者のブランドで製品を生産することで、「相手先ブランド製造」というものです。
例えば、キューピーマヨネーズを、ダイエーのブランドネームで、イトーヨーカドーのブランドネームで、それぞれ販売するようなものなのですね。
そのまんまKの有効成分
有効成分は、
- プラセンタ
- カラギーナン
- ヒノキチオール
だといっていますが、特に特徴のあるものでは有りません。
プラセンタ
プラセンタは胎盤で、一般的には哺乳類の胎盤から栄養素などの成分を抽出した胎盤エキスのことを「プラセンタ」と呼んでいます。
胎盤は、母体と胎児を繋ぐ重要な器官でアミノ酸、タンパク質、脂質、糖質、の他にもビタミン、ミネラル、酵素、など胎児の生育に欠かせない栄養素が含まれています。
プラセンタエキスは、化粧品や健康食品などにも多く使われ、更年期障害改善やアンチエイジング効果があるとしてプラセンタ注射なども美容クリニック等で行われています。
プラセンタの主な効果としては、
- 自律神経、ホルモンバランスの調整
- 組織修復作用
- 免疫強化作用
- 抗アレルギー作用
- 抗炎症作用
- 代謝賦活作用
- 活性酸素除去作用
など様々な作用があると言われて言われていますが、育毛のついての効果については不明です。
カラギーナン
カラギーナンは紅藻類から抽出される多糖類で高分子で、互いにからみあって室温でゲル状にになることから、食品やその他の工業でゲル化剤、増粘剤、安定剤などとして使われる物質です。
シャンプー、化粧クリームでも安定剤、ゲル化剤として一般的に使われます。
ブブカやチャップアップには日高のミツイシコンブのエキスが使われているので、カラギーナンにも育毛作用があるのでしょうか?。これは全く不明です。
ヒノキチチオール
ヒノキチオールはヒノキの香り成分ですが、メラニンの合成過程のチロシナーゼの生成を抑制することから、化粧品に、しみ、そばかすの発生を防ぐして使われています。
ヒノキチオールの育毛作用については全く不明です。
総合して考えると、
そのまんまKは、頭髪や頭皮の健康に必要な栄養素を含んだ化粧品だが、育毛効果の詳細については良く分かりませんでした。
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東国原といえばビタブリットC
東国原英夫+育毛剤 といえば、なんといってもビタミンC化粧品『Vitabrid C』を思い浮かべます。
2014年12月から流されているCMですね。
東国原の写真にレタッチ作業が施されると、頭皮が“フサフサ”に変身。
PCモニターから飛び出した東国原氏が「このくらいが憧れではあるんです」と自信に満ちた表情で頭皮に対するビタミンCの効果を強調しています。
「ビタブリッドC」は薬ではなく、世界で唯一、ビタミンC1が12時間浸透し続けるヘアーパウダーです。
と宣伝しています。
ビタブリッドの主成分は、
- ビタミンCパウダー
- 亜鉛
それにしても、ビタブリッドの宣伝担当役員である東国原氏が、そのまんまKをプロデュースするって、
巨人の応援団長が阪神の応援団長になる、、様なものですから、良いんでしょうか、、、
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そのまんまKもビタブリッドCも区分は化粧品
そのまんまKもビタブリッドCも区分は化粧品です。
育毛剤には、
- 医療用医薬品
- 一般医薬品
- 医薬部外品
- 化粧品
という4つの区分があります。
- 医療用医薬品 : 医者が処方箋を書いて出す治療薬で、厚労省の認可が必要
- 一般医薬品 : 薬局で購入出来る育毛剤で、厚労省が認可します。
- 医薬部外品 : 厚労省が認可した効成分が入っていると育毛剤です。
- 化粧品 : 各都道府県が認可する制度
効果の確実さから言えば、
医療用医薬品 > 一般医薬品 > 医薬部外品 > 化粧品
ということになります。
育毛剤は化粧品よりも医薬部外品を選んだ方がより効果が期待出来る
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