日本毛髪科学協会の認定講師で毛髪診断士の けんぞう です。
今日もご覧になっていただきありありがとうございます。
今日はイギリスのウイリアム王子の薄毛の話です。
キャサリン妃の第2子誕生で度々テレビに映るウイリアム王子、
ウイリアム王子がハゲる前は超美男子でした!
今もですが、、、
ウイリアム王子のハゲは英国王室男性陣のハゲ遺伝のためだとイギリスの新聞も報道しています。
目次
ウイリアム王子がハゲる前
最近のメディアで見るウイリアム王子は頭髪の薄毛が目立ちます、、、
キャサリン妃の第2子出産の退院に迎え出たときの写真でも、、、
そして、2015年2月に初来日したときの写真でも頭頂部の薄毛が目立ちます。
しかし、学生時代のウイリアム王子はモテモテで、ブロマイドも飛ぶように売れ、キャサリン妃も学生時代には自室にウイリアム王子の写真を貼っていたのだそうです。
その頃の写真を見ると、やんちゃそうな弟のヘンリー王子よりも男前ですね、、、
それが、20代前半からハゲ始め、32歳の現在は上の写真です。ギャップがありすぎです。
2011年に28歳で結婚したときの写真でも生え際が随分後退していますね、、、
ウイリアム王子のハゲは遺伝
ウイリアム王子の王位継承権は父親のチャールズ皇太子に次いで第2位。
現女王のエリザベス2世は1926年生まれの89歳、父親のチャールズ皇太子は1948年生まれの66歳ですが、ウイリアム王子が国王の座に着くのは何年後でしょうか。
過去にエドワード8世は離婚歴のあるウォリス・シンプソンと結婚するために退位したという事実もあり、
チャールズ皇太子がカラミ公妃との離婚の噂もあることから、次期国王にウィリアム王子が着くこともなくはないとの噂もあるようです。
しかし、
気になるのはウイリアム王子の薄毛の具合、、
英国のメディアは、ウイリアム王子のハゲは、チャールズ皇太子の弟で王位継承権第8位のエドワード皇太子そっくりだと伝えています。
確かに、2月に来日して茶の湯を楽しんだときのウイリアム王子そっくりです、、
父親であるチャールズ皇太子がダイアナ妃と結婚したのは33歳の時です。
今のウイリアム王子の頭に比べればフサフサですね、、、。
そのチャールズ皇太子も現在ではバーコード状態だといわれていますが、年齢を考えれば充分でしょう。
ウイリアム王子の弟であるヘンリー王子(ハリー王子と呼ばれることの方が多いのですが、ハリーは通称ですね)はまだ30歳なのですが、
2年前の2013年にはテレビ番組で植毛の専門医から、男性型脱毛症の兆候があると断言され、
ヘンリー王子自身もとっておきの育毛対策を始めたと報じられている。
英国王室の男性陣には薄毛の遺伝子が受け継がれているようです、、
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ハゲは遺伝するが防ぐことができます
チャールズ王子の薄毛もそうですが、M字ハゲやAGAといわれる男性型脱毛症は遺伝性であることが知られています。
ハゲの遺伝は、伴性優性遺伝で男性のみに、遺伝的に受け継がれます。
伴性優性遺伝とはX-linked Recessive(XR)といわれる遺伝形式で、X染色体に存在する遺伝子の異常によって起こるのですが、
正常遺伝子が1つでもあれば症状は現れません。女性では2つあるX染色体上の両方の遺伝子に異常がなければ発症しませんが、
X染色体が1本しかない男性では、X染色体に異常があれば発症することから、この遺伝では男女に大きな差が見られるのも特徴です。
すなわち、性遺伝子のX遺伝子は、母親は「X、X」で、父親は「X,Y」です。
子供は、「母親からX遺伝子」を、「父親からY遺伝子」を受け継ぎますので、
母親の父親(子供の母方のお祖父さん)がハゲていれば、
子供がハゲる確率は2/3なのです。
詳しく見る ⇒ ハゲは遺伝する確率が高いが予防できる
ハゲの遺伝はハゲ体質の遺伝
髪の毛が多い、ハゲる、というような遺伝は量的形質で、髪の毛の色、肌の色のような質的形質とは異なります。
例えば、肌や髪の毛の色は遺伝で決定付けられますので、生まれたときには決まってしまっています。
肌や髪の毛の色は生まれたときに決まり、その後変わることはありません。
しかし、量的形質といわれる、
- 肥満する
- ハゲる
- ボインになる
というような、量的形質の遺伝では、生まれた後の環境因子の影響が大きいのです。
ハゲの原因にはいろいろな環境因子が考えられています。
- 食生活の栄養のかたより
- 睡眠不足
- ストレス
- 頭皮の環境状態の悪化
- 男性ホルモン
- 喫煙
などが関与すると考えられています。
あなたが、親からハゲ体質を受け継いでいたとしても、
ハゲに関与する環境要因をできるだけ排除すればハゲを予防できるのです。
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ハゲ体質を受け継いでいたら
父親や祖父がハゲていたら貴方もハゲる確率は高いと考えた方が良いでしょう。
しかし、上にも書きましたように、遺伝するのはハゲ体質ですから、環境要因を防げば、ハゲを防ぐことが可能です。
AGAの原因はジヒドロテストステロン
男性型脱毛症であるAGAの原因は、ジヒドロテストステロン(DHT)です。
男性ホルモンであるテストステロンは、5α-リダクターゼという酵素によって、
ジヒドロテストステロン(DHT)という活性の強いホルモンに変化するのですが、
DHTが毛根部に作用すると育毛を抑制してしまうのです。
AGAは遺伝するのですが、
遺伝するのは、
- 5α-リダクターゼの量
- 毛根の5α-リダクターゼ感受性
だといわれています。
AGAを防ぐには5α-リダクターゼを抑制すること
AGAを防ぐには5α-リダクターゼを抑制することです。
AGAの治療薬であるプロペシアの有効成分はフィナステリドですが、フィナステリドは5α-リダクターゼ抑制作用がある物質です。
フィナステリドは最もAGAに効果がある育毛剤ですが、
- 医者に行けなければ処方して貰えない
- 性機能に関する副作用がある
ということで、服用を躊躇する方も多いのです。
詳しく見る ⇒ プロペシアの性機能に関する副作用は本当です
さらには、プロペシアの服用を中止しても「うつ病」や「自殺念慮」の副作用が消えないとして、
ポストフィナステリド症候群という副作用が問題になっているのです。
詳しく見る ⇒ ポストフィナステリド症候群が深刻
性機能の副作用がない育毛剤
ハゲるのも嫌ですが、性欲減退や勃起不全の副作用も絶対に避けたいものです。
植物成分を主作用にする、「医薬部外品の育毛剤」なら、副作用もなく、M字ハゲの予防効果が期待出来ます。
具体的には、
などの育毛剤です。
最近最も注目を浴びて、品切れ状態なのが「フィンジア」です。
これらの育毛剤では、「ヒオウギエキス」や「ノコギリヤシ」の植物エキスを主成分としていますが、
これらの成分に5α-リダクターゼ抑制作用があることは科学的に証明されています。
ハゲの程度で使い分ける
医薬部外品は厚労省が育毛効果がありとして認可した育毛剤ですが、男性型脱毛症の医療用医薬品であるプロペシアより効果は弱いと思われます。
しかし、
性機能に関する副作用がないので、安心して使うことができます。
もうすでにM字ハゲがかなり進行してしまっているのであれば、副作用の懸念があるものの、
医者でプロペシアを処方して貰うべきなのですが、あなたのハゲがまだそんなに進行していないのであれば、医薬部外品の育毛剤でも予防することが可能です。
- M字ハゲの治療 : 大きな効果があるが性機能の副作用があるがあるプロペシア
- M字ハゲの予防 : プロペシアよりは効果が低いが性機能の副作用がないプランテルやフィンジア
このように使い分けることをお薦めします。
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