中国人にハゲが多い理由
日本毛髪科学協会の認定講師で毛髪診断士の けんぞう です。
今日もご覧になっていただきありありがとうございます。
今日も科学的根拠に基づいた育毛関連の情報をお届けしたいと思います。
はじめに
中国で男性の薄毛率が上昇しているそうです。
中国男性の薄毛率は25%で4人に1人がハゲており、
新華社が発行する新聞によると、
中国男性のハゲの面積は北京市の1/4に相当するそう
というのです。
ハゲの面積を土地に換算するというのは初めて聞きましたが、
北京市の1/4の広さといえば東京都の2倍の面積です。
なんともは想像するだけで気持ち悪くなってしまいます、、、
しかし、中国ではどうしてハゲが急増しているのでしょうか?
中国男性の薄毛率は25%
つい先日の3月10日、中国の新華社が発行する日刊紙・参考消息の電子版は、中国人男性の薄毛率について報じた。
これによると、中国男性の薄毛率は25%に上り、そのハゲの面積は北京市の全面積の4分の1に相当するのだそうだ。
北京市全体の広さは、16,800Km2で、岩手県とほぼ同じくらいの面積で、
その1/4は4,200km2は福井県と同じ面積で、東京都の2倍ですね、、。
ハゲを都市の面積で表すっていうのは初めて聞きましたね。
台湾の国営通信社である中央社によると、2005年に、北京、上海、広州、杭州など5都市における男性5,779人を対象にした調査で、薄毛率が25%に上ったと報じています。
2014年末の中国人の男性は約7億人であり、その内の約2億人が薄毛に悩んでいることになり、その脱毛部分の合計面積がおよそ4,725km2で、北京市の面積の1/4に相当することになるのだそうです。
国連人口基金が2011年に発表した世界人口は70億人を突破し、12年間で10億人も増加したのですが、
国別に見ると、1位は中国の13億4,800万人、2位はインドの12億4,200万人(2012年にはインドが14億人に達し世界一になるとみられている)で、日本は1億2,700万人で10位だ。
この数字をから、上記の「中国人の男性は約7億人」という算定は、全男性人口数と思われるので、「成人男性」に限るとハゲ人口はもっと増えるようです。
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世界の国別ハゲ人口
ちなみに、日本国内でハゲに悩む男性は1,260万人もいるといわれており、国内の成人男性は4,200万人ですから、成人男性の3人に1人はハゲに悩んでいると言うことになり、中国の25%は高いとはいえません。
アデランスが行った世界の薄毛人口調査があります。
1998~2008年の10年間にかけて調査員4人が該当する街の3ヵ所で、街を歩く成人男性を対象に薄毛を調査し、薄毛率を算出したのです。
これによれば日本のハゲ人口は世界14位です!。
ハゲの世界1位はチェコ。2位、3位はスペイン、フランスと欧州ではハゲ率は40%を超え、男性の半数はハゲているのです。
アジア圏では、、、
14位 日本・東京 (26.7%)
15位 中国・香港(24.6%)
18位 台湾・台北(22.9%)
20位 韓国・ソウル(22.4%)
21位 中国・上海(19.0%)
と日本の東京がハゲ率は一番高いのですね、、。
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中国のハゲ対策
先の、中国の新華社が発行する日刊紙・参考消息によれば、中国では薄毛になっても医師の診断や正規の治療を受けずに、民間処方や医薬部外品の育毛剤などに頼る男性が95%に上っているのだそうです。
薄毛の悩みは古今東西どの国でも男性にとっては深刻な悩みなのですが、中国でも同様で、中国語新聞・看中国では、「将来ハゲないための9つの習慣」として「九 招 助 男人 远离 中 年 秃顶」を掲載しています。
中国語は余り理解出来ないのですが、タイトルだけを簡単に書いてみます、、、
① 毎日髪をとかすこと
毎日、朝・昼・晩の三回、10回ずつ髪をとかすことによって毛根部の血流と栄養補給が良くなります。
② 洗髪には注意をうこと
洗髪でフケや痒みを抑え頭皮の健康を保つため、週に4~7回くらい先発すること。
③ 髪の毛に良い栄養素を摂ること
鉄分、カルシウム、ビタミンAを多く含む、牛乳や鶏肉、魚類、赤身の肉、野菜と果物を摂ること。
④ ストレスをなくすこと
ストレスは髪に良くないので、規則正しい生活と十分な休養をとること。
⑤ 皮脂を取り過ぎないこと
皮脂を除きすぎないこと、アルカリ性のシャンプーは使わないほうがよい。
⑥ 頭皮を蒸らさない
帽子やヘルメットをかぶるときには通気性を良くすること。
⑦ 喫煙を止めること
頭皮の毛細血管を収縮させて頭髪の発育に良くないので喫煙しないこと。
⑧ 酒を飲み過ぎないこと
度数の高い酒は頭皮に汗と湿気をもたらして抜け毛の原因となるので飲み過ぎないこと。
⑨ エアコンの温度を適切にする
頭皮の乾燥や加湿は頭皮の健康に良くないので適切な温度・湿度を保つこと。
これが、中国五千年の歴史が生み出した「育毛の9か条」のようですが、特に目新しい項目はないようですね。
このサイトでも、髪の毛を保つための様々なことについて調べていますが、中国においても同じようです、、、。
詳しく見る ⇒ 髪の毛にいい食べ物で若ハゲを防ぐことができます
中国の育毛剤
随部前のことになるのですが、「101」という中国の漢方医が発明したという育毛剤が日本でもブームになったことがありました。
ハゲがこの育毛剤でフサフサになるということや、発毛率が97.5%というマスコミの報道などもあり、夢の毛生え薬「101」を手に入れるために、「101」を購入するためのツアーも出来たほどで、大変な騒ぎでした。
しかし、、、
夢の毛生え薬「101」を使っても、毛が生えてくる様子は全くなかったり、「101」を塗った所がかぶれたり、、、と、使用者で頭皮がかぶれが相次ぎ、ブームは一過性のもので終わりました。
この101は、頭皮にショックを与え、頭皮の血行をよくして発毛を促すタイプの育毛剤だったようなのですが、強すぎたのか、「頭皮のかぶれ」に終わってしまったようです。
現在の101
その後はどうなっているんだと調べてみましたところ、「101」はまだ健在なのです。
現在は、「章光101」という商品名のようで、「章光101毛嚢滋養液」、「章光101毛髪養生液」、「章光101毛髪剤」、などたくさんのシリーズがあるようです。
媚薬屋という販売サイトによりますと、
章光101は中国皮膚科専門家趙章光先生が研究した育毛剤で7つの国際金賞を獲得、ニューヨクタイムスやニュースウィークなどメディアに紹介され、各国で愛用されています。純天然漢方薬配合、安全な育毛剤。抜け毛防止、髪の質を改善し、髪の成長を促進し新しい髪が生える効果が臨床で証明されました。
とのことです。
配合は、
朝鮮人参、黄ギ、トウキ、タンサン、川椒、黄花、白雲の皮、野菊の花、何首烏、三七、補骨油、桃のさねの油、川キュウ、テンマ、キョウカツ、苦参など
植物を配合した育毛剤のようで、作用は、「頭皮の血行促進作用」が主作用のようです。
しかし、中国製は、、、怖いから、、、
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