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    Categories: 若ハゲの予防と解決

デブがハゲる理由

日本毛髪科学協会の認定講師で毛髪診断士の けんぞう です。

今日もご覧になっていただきありありがとうございます。

今日も科学的根拠に基づいた育毛関連の情報をお届けしたいと思います。

 

はじめに

デブ、ハゲ、チビ、は三大もてない理由です。

デブはハゲる、その理由を知っていますか?

ハゲ対策は実はデブ対策なのです。

 

 

「デブはハゲる」は事実です

デブ、ハゲ、チビは三大もてない理由ですが、デブとハゲは綿密な関係があります。

チビは遺伝的な要素が大きく、父親も母親も小柄であれば子供も小柄になる可能性があります。

 

デブも、ハゲも遺伝的な要素が大きいことは間違いありませんが、父親や母親がハゲていたら、あなたも必ず禿げるわけではありません。

ハゲの遺伝は、「ハゲる可能性を受け継いでいる」ということで、「必ずハゲる」わけではないのです。

 

ハゲるには、「遺伝的要因」+「環境要因」の2つが合わさってハゲるのです。

 

詳しく見る ⇒  ハゲは遺伝する確率が高いが予防できる

デブも同じことです。

デブの父親や母親が居る家庭では「多食」の傾向が大きく、「デブの遺伝要因」+「環境要因」が重なってデブになってしまうのです。

 

デブがハゲる理由

血行不良

髪の毛は毛母細胞と毛乳頭細胞の働きによって作られます。

毛乳頭細胞で生み出された繊毛は毛乳頭細胞からの成長刺激によって発育するのですが、それには毛乳頭細胞の盛んな細胞分裂が必要です。

髪の毛が伸びるのは1日にたったの0.3~0.4ミリ程度ですが、髪の毛はおよそ10万本も有り、1年間の髪の毛の全て成長を合わせれば120kmにも達するのです。

ですから、

髪の毛の成長には毛母細胞と毛乳頭細胞への栄養素の補給と酸素の補給が必要なのですが、

肥満になれば血中の脂質が増え、血液の流れが悪くなったり、さらには血管が詰まったりして血液に流れが悪くなり、
毛母細胞と毛乳頭細胞への充分な栄養素と酸素の補給が出来ず、

両細胞の活性化が低下して髪の毛の成長が悪くなったり、脱毛する原因になります。

 

デブが汗をかくのは、皮下脂肪のせいで放熱しにくくなったためですが、

頭皮も放熱しにくくなり頭皮の温度が高くなると細胞活性が落ちる原因になります

 

皮脂の過剰分泌

毛穴の比較的浅いところに皮脂腺という、脂肪に富んだ分泌液を分泌する腺があります。

皮脂腺から分泌される皮脂は、頭皮の乾燥を防いだり、髪の毛の表面を被ってキューティクルを保護したり髪の毛に適度の湿度を保つ働きをしています。

肥満の方はたくさん汗をかくと同時に、皮膚も脂ぎって、頭皮もベタベタした感じになるのですが、これは皮膚の皮脂腺の分泌量が増えるからなのですが、肥満症では当然、頭皮の皮脂分泌が過剰になります。

皮脂の過剰分泌は、毛穴を詰まらせて雑菌の繁殖を増長して脂漏性皮膚炎や粃糠性脱毛症を引き起し、脱毛の原因になります。

 

運動不足

肥満のヒトは運動が苦手です。

動きにくい、汗をかきやすい、、、ということで運動を敬遠するようになり、さらに肥満に拍車をかけてしまいます。

運動不足は肥満とともに、ハゲの原因にもなります。

ジヒドロテストステロン(DHT)はM字ハゲである男性型脱毛症(AGA)の原因であることから、5α-リダクターゼを抑制してDHTの産生を抑える必要があることは科学的に解明されています。

DHTは頭髪においてはTGF-βという物質を分泌させて発毛を抑制してしまうのですが、筋肉においては、DHTは筋肉量を増加させる働きがあります。

DHTは男性ホルモンでアナボリックステロイド作用が有り、以前はドーピングの対象になったこともあるのです。

運動をすると、DHTは筋肉を増強しようとして使われるために頭皮のDHTが減るといわれており、運動することによって、DHT量が減少すれば、脱毛が減る可能性が示唆されています。

 

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 肥満、高血圧、高血糖がAGAの進行に関与

そんな、肥満や運動不足がハゲに関与しているなんて、「こじつけだ」と思っておられる方に、「科学的根拠」をお示ししましょう。

 

肥満、高血糖、血圧などがAGAの進行に関連している 

2012年と少し前になるのですが、スペインのバルセロナで、第16回欧州毛髪学会(European Hair Research Society;EHRS) が開催されましたが、

日本の小山医師(メンズヘルスクリニック東京)のグループは、肥満や高血圧とAGAの関連について発表しました。

 

 

古くから心筋梗塞や狭心症がAGAと関連性があることは報告されていましたが、心疾患の危険因子である高血圧やメタボリック症候群、糖尿病との関連性は十分な研究がなかったのですが、

小川医師のグループは、このことに注目してクリニックのデータを統計解析し、

遺伝や年齢に加えて、肥満、高血糖、血圧などがAGAの進行に関連していることを発見し、

「Association of androgenetic alopecia with obesity, hemoglobin a1c, low-density lipoprotein cholesterol, alanine transaminase, gamma-glutamyl transpeptidase and systolic blood pressure: a clinic-based survey in Japan」

というタイトルで発表して、多くの反響を得たのです。

 

30~40代女性で高コレステロール、高血糖による抜け毛が増えている

「コレステロール値が高い」、「血圧が高い」、それは高齢者だけではありません。

男性だけではなく、30代でコレステロールや血圧が高い女性も非常に増えているのです。

 

アヴェニュー六本木クリニックやアヴェニュー表参道クリニックの副院長、澤田医師によると、

毛母細胞の老化や血行不良により抜け毛が増えるのですが、コレステロール値の上昇や高血圧により血液がドロドロになって血管が老化し、それが毛母細胞に影響を与えて抜け毛が増えている30~40代の女性が増えているのだそうです。

 

沢田医師によれば、血行を悪くしないように、食事は肉を減らして魚を食べるようにするのが良いと述べています。

 

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薄毛は食事の改善で防ぐことがでる

ワカメが髪の毛に良い、とは昔から聞くことですが、食生活で薄毛が増えるとは思っていない方が多いかも知れません。

髪の毛は、1日に0.3~0.4ミリしかの伸びないのですが、髪の毛は約10万本有り、1年に髪の毛が伸びる長さの合計は120kmにもなるのです。

髪の毛は、身体の中でも最も代謝が活発だといわれています。

ですから、少しでも栄養が偏ったり、栄養素が不足したりすると、直ぐに影響が出てしまうのです。

髪の毛は非常に代謝が活発で栄養素が大切、ということを知らないヒトが非常の多いのです。

薄毛に悩む人は、まずは食事や生活習慣に注意して、髪の健康のために良い栄養を摂るように気を配ってください。

 詳しく見る  ⇒  納豆とトウガラシは抜け毛にいいってホント?

 

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