若ハゲを予防しようと思っているあなたは、
まず、
髪の毛に対する基礎知識
を持たなければなりません。
髪の毛を良く理解すれば、
- 何が髪に良いのか
- 何が髪に悪いのか
- どうすれば若ハゲを防ぐことができるのか
が良く分かるようになるのです。
髪の毛のことを何も知らずに、
だた育毛剤を振りかければ髪の毛が生えてくる
とおもっている人が多いのです。
髪の毛の構造の基礎知識を持って下さい
髪の毛の構造を知っていますか?
髪はただ単なる糸のようなものではないのです。
体表に出た髪の毛は、正しくは毛幹といわれます。
毛管には中央に毛髄質(メデュラ)といわれる部分があり、それを毛皮質(コルテックス)が取り囲み、その周りをキューティクルが被っているのです。
髪の毛の97%以上はケラチンという蛋白質で作られています。
ケラチンは髪の毛だけでなく、皮膚や爪などの角質層を形成する成分で、
18種類のアミノ酸が結合してできた蛋白質ですが、構成しているアミノ酸の割合によって、
髪や爪のように硬い硬ケラチン、皮膚の角質層のように柔らかい軟ケラチンに分けられます。
髪の毛は皮膚が変化したものなのです。
このように、髪の毛の構成成分はアミノ酸からなっていますので、食事に大きく影響され、髪の健康を守るためには蛋白筆が重要だというわけです。
Sponsored Link
発毛の基礎知識
毛根部分の根元に「毛球」と呼ばれるたまねぎ状をした丸い部分があります。そこで髪の元は作られます。
毛球には、
- 毛母細胞
- 毛乳頭細胞
があり、この二つの細胞が毛を生み出しているのです。
- 毛球内にある“毛乳頭”は血液の栄養分を“毛母細胞”に補給し活性化する
- 毛母細胞は分裂を繰り返し、毛の赤ちゃんである繊毛を生み出す
- 繊毛は毛乳頭から栄養素や成長の刺激を得て頭皮に向かって成長する
- 繊毛は成長にしたがって細胞が水分を失い角化して髪になる
これが髪の誕生と成長です。
髪の毛は1日に0.3~0.4ミリ程度伸びるといわれています。
伸びる速度は頭頂部が最も早く、次いで側頭部が早いというように部位によって成長の速度が違いますが、
平均して1ヵ月に1センチ伸びるのです。
いいかえれば、
1ヵ月に1センチしか伸びないのです
そして、
頭皮が健康な状態にないと毛乳頭への栄養素や酸素の供給が悪くなり、
毛の成長が悪くなったり途中で脱毛してしまうのです。
Sponsored Link
髪の毛の成長の基礎知識
髪の毛の本数は生まれた時点で決まっており、およそ10万本あるといわれています。
また髪の毛には一定の寿命があり、成長したあとは自然に抜け、再び同じ毛穴から新しい髪の毛が生えることを繰り返しています。
この繰り返しをヘアサイクル(毛周期)といいます。
毛母細胞と毛乳頭細胞は、成長期、退行期、休止期の期間を繰り返しています。
- 成長期 : 2~6年
- 退行期 : 2週間
- 休止期 : 3ヵ月
この一連の流れがヘアサイクルといわれるのです。
一生のうちに15回くらいヘアサイクルを繰り返します。
いいかえれば、
髪の毛は1生に15回しか生え替わらないのです。
一つ一つの毛包が別々の段階にあるために犬や猫のように一斉に毛が生え替わるというようなことはありません。
通常は髪の毛全体の90%位が成長期にあります。
AGAでは成長期が短くなり、髪の毛が十分に成長しないまま退行期、休止期へと進むため、充分に成長しきっていない、細く腰のない弱い毛になって早く脱落してしまうのです。
Sponsored Link
髪の毛の抜け毛の基礎知識
個体差はあるものの、ヒトにはおよそ10万本程度の髪の毛があります。
上にも書きましたように、
通常は髪の毛全体の90%位が成長期にありますので、
その内約10%に相当する1万本が退行期と休止期にあり、
休止期から成長期に移行する3ヵ月間の間に1万本が抜け落ちます。
一日当たり80~100本が抜け落ちるのです。
季節的には、
9月から11月に抜け毛が増えますが、
- 夏の間の紫外線や汗や皮脂分泌過多による頭皮や髪のダメージ
- は夏バテによる体調の変化
などによると考えられます。
年齢を重ねるにしたがって、退行期や休止期にある毛が増え、成長期が短くなり髪の毛の老化が始まります。
髪の毛をいつまでも若々しく保つには、髪の毛の健康に心掛ける必要があるのです。
詳しく見る ⇒ 髪の毛にいい食べ物はまごわやさしい
関連記事(一部広告を含む)