日本毛髪科学協会の認定講師で毛髪診断士の けんぞう です。
今日もご覧になっていただきありありがとうございます。
今日も科学的根拠に基づいた育毛関連の情報をお届けしたいと思います。
目次
はじめに
若ハゲに悩む高校生が増えています。
これは若齢性脱毛症といわれ、20歳以下の男性における脱毛症です。
最近、この若齢性脱毛症に悩む高校生や大学生が多く、
ノイローゼになるほど悩んでいる若い男性が多いのです。
若齢性脱毛症の原因はストレスや睡眠不足などの影響が大きいのですが、
高校生の若ハゲ対策はこれ!これしかない!!
あなたはやっていますか?
若い貴方は、絶対にこれで回復しますから自信を持って下さい。
若ハゲで悩む高校生が増えている
最近、若ハゲで悩む高校生が多いのです。
先日、「Yahoo知恵袋」にこんな相談が載っていました。
僕はとてもハゲています。
だいたい小学校の高学年くらいからずっと進行しています。
高校に入ってからはさらにひどくなってきています。
この頃、その事がストレスで学校に行くのも嫌になってきました。
15歳の高校生がAGAというのを発症することはあるんでしょか?
そしてもしAGAならば、高校生の未成年が出来る最大限のことを教えてください。
参考までに画像を貼っておきます。
その画像とは、、
頭頂部の薄毛ですね。
やや地肌が見えますので、薄いといえば薄いですが、それほどではありません。
しかし、本人は非常に気になるものです。なかなか他人とは比較できませんし、薄いと思い始めると、とてつもなく薄く感じて、直ぐにでも禿げてしまうような恐怖感を感じてしまうものです。
この方は主に頭頂部が薄くなっているようですが、若年性男性型脱毛症(若年性AGA)という若ハゲともいわれる脱毛症が増えているのです。
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病院に行っても仕方がない
最近は、「毛髪外来」という薄毛を診療する診療科が増えています。
かつては、「ハゲは自然現象」として一部の美容系クリニックでしか診療をしていませんでしたが、
最近は大学病院や大きな医療施設でも「毛髪外来」を設けているところが多くなりました。
医療施設で処方する薬は当然、薬事法で医薬品として承認された薬しか処方することはありません。
処方薬はフィナステリドとミノキシジルだけ
国内で、薄毛やハゲの医薬品として承認された医薬品は、フィナステリドとミノキシジルしかありません。
フィナステリドは、プロペシアという商品名でアメリカのメルク社が開発した医薬品です。
ミノキシジルは、大正製薬がリアップという商品名で販売しており、薬局でも販売が許可されている一般医薬品です。
- 医療用医薬品 : フィナステリド(商品名;プロペシア)
- 一般医薬品 : ミノキシジル(商品名;リアップ)
国内の医薬品はこれしかありません。
フィナステリドは我国唯一の男性型脱毛症を適応とした医療用医薬品です。
フィナステリドは未成年は使えない
しかし、、、、
フィナステリド(プロペシア)は未成年者には処方できないのです。
処方禁忌
- 未成年者 : 20歳未満での安全性と有効性は未確認
- 女性 : 女性にたいする適用は認められていない
- 妊婦 : 胎児の生殖器官等の正常発育に影響を及ぼす
フィナステリドは、男性ホルモンに関与する薬で性機能に関する副作用があるのです。
性機能に関する副作用
- 性欲減退
- 勃起不全
- 射精不全
副作用の発生率は1~5%とと報告されており、この確率を高いと判断するか低いと判断するかは人によって異なるでしょうが、
「性機能に関する副作用の懸念があるから未成年者は服用禁止」とされている薬を飲むのは避けるべきです。
若ハゲは治ったが勃起障害、、、
詳しく見る >>> プロペシアの性機能に関する副作用は本当です
医療機関で受診しても、処方される薬は、ミノキシジルだけです。
ミノキシジルを使用したければ、薬局でリアップを買えば良いのです。
しかし、
リアップも20歳以下では使用禁止です、、、
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高校生のハゲは育毛サロンに行くべきでない
最近、「発毛サロン」、「育毛サロン」がたくさんあります。
これらのサロンは、医療機関ではなく、美容院やヘアサロンと同じ、理容・美容業種で、保健所の許可を得れば誰でも開業できるのです。
これらのサロンでは、ヘアカウンセラー(医師ではない)や毛髪診断士(国家資格ではない)が、髪の疑問や悩みに対してアドバイスを行い、さらに、毛髪状況などから頭髪をチェックして、育毛剤、育毛シャンプー、発毛促進作用があると称する機材などを販売しているのです。
これらのサロンについては、数十万円から数百万円を払ったにもかかわらず、効果が見られなかった、機材の返金や契約の中止に応じなかったとして消費者センターへの苦情も多く、経済力の無い高校生が行くところではありません。
詳しく見る >>> 育毛サロンの効果とトラブル
また、これらのサロンでは、
- フィナステリドのジェネリック品(フィンペシア)
- ミノキシジルの経口剤(ミノタブ)
などの服用を奨めるところが多く、未成年者の服用には適しません。
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AGAに有効な育毛剤を使うこと
それでは高校生や未成年者の方は薄毛に手こまねいて抜けるに任せるしかないのか、、というとそうではありません。
AGAの原因はかなりわかってきました。
AGAといわれる男性型脱毛症は、男性ホルモンであるテストステロンが、5α-リダクターゼという酵素によってジヒドロテストステロン(DHT)という活性の強いホルモンに変わるのですが、このDHTが毛根に作用すると髪の毛の成長を止めてしまうのです。
ですから、AGAをストップするには、5α-リダクターゼを抑制して、DHTの産生を止めれば良いのです。
さらに、最近わかってきたことは、DHTはTGF-βという物質を分泌させることによって髪の毛の成長を抑制しているのです。
AGAの唯一の治療薬であるプロペシアの作用は、「5α-リダクターゼ抑制作用」なのです。
プロペシアは未成年者は服用することは出来ませんが、「5α-リダクターゼ抑制作用のある育毛剤」があります。
また、「TGF-βを抑制する育毛剤」もあるのです。
これらの育毛剤は、厚生労働省がAGAに効果があると認めた医薬部外品ですが、植物成分から作られているので、化学物質であるプロペシアよりは効果は穏やかなのですが、その代わり性機能などに対する副作用もないのです。
若ハゲといわれる若年性AGAの原因には、5α-リダクターゼによるDHT産生の他にも、
- 「睡眠不足」
- 「ストレス」
- 「ファストフードの摂りすぎ」
なども関与しているので、これらも注意する必要がありますが、
高校生である貴方の発毛力はまだまだ強いのですから、5α-リダクターゼ抑制作用のある育毛剤を使っていれば薄毛は解消されるのです。
育毛剤には、リアップのように「血行促進」により発毛を促進する作用の育毛剤もあるのですが、若ハゲの主要な原因は5α-リダクターゼによるDHTの産生ですから、まずは、5α-リダクターゼを抑制する必要があるのです。
詳しく見る >>> 薬用プランテル
貴方が使っている育毛剤には5α-リダクターゼ抑制作用がありますか?
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