日本毛髪科学協会の認定講師で毛髪診断士の けんぞう です。
今日もご覧になっていただきありありがとうございます。
今年も科学的根拠に基づいた育毛関連の情報をお届けしたいと思います。
はじめに
頭皮が乾燥してフケやかゆいのはシャンプーが原因です。
今すぐお使いのシャンプーを見直してください。
フケやかゆさは直ぐに治まります。
フケや痒みでお悩みなのですね、このサイトをご覧いただければ、必ず解決出来ます!
フケはどうして発生するのか
フケとは何なんでしょう。
フケとは、頭垢、雲脂、と書くんです。頭皮の垢(あか)と書くんですね。正確には、頭の皮膚から発生する、うろこ状の白い老廃物あるいは頭皮に生じた垢ですね。
フケは身体の他の部分の垢と同じように、皮膚の新陳代謝によって皮膚の表皮である角質細胞が剥がれることにより発生したもので、
新陳代謝により発生したものですから、フケが発生するということは病気ではなく、健康な証拠です。
われわれの皮膚は、真皮と表皮の2層からなっています。
一番外側の表皮は、4層からなっていて、深い方から、基底層、有棘層、顆粒層で一番表面が角質層です。
これらの細胞は、基底層で作られ、時間の経過とともに成長して上に押し上げら、最終的に角化細胞となって、最後は垢として剥がれ落ちるのです。
基底層で生まれた細胞が最後に角質層から剥がれるまでの期間は、「皮膚のターンオーバー」と呼ばれ、通常はおよそ28日前後に保たれています
ターンオーバーが常に28日前後に保たれていれば、角化層が剥がれ落ちる量(フケの量)も一定に保たれているのですが、
サイクルに異常が生じて周期が延びてしまうと、古い皮膚が長期間にとどまってしまい新しい細胞との入れ替わりが遅くなってしまいます。
この結果、
角質層のバリア機能が低下し、乾燥肌、油肌といった皮膚のトラブルが生じやすくなるのです。
フケの種類は2つ
フケには2種類がありますが、健康な貴方のフケは「乾性フケ」といわれるものです。
脂性フケ
このフケは、主にマラセチアと呼ばれる真菌が感染しておこるものです。皮脂の分泌が過剰に多い脂漏の状態では角質層がはがれ落ちやすくなり、また真菌によって皮脂が分解されてできる脂肪酸が皮膚を刺激して接触性皮膚炎を起こし、脂漏性皮膚炎になることもあります。
乾性フケ
皮脂が少なく頭皮が乾燥することにより頭皮がダメージを受けることによって生じるフケで、アトピー性皮膚炎などの症状があるヒトのフケも乾性フケです。
冬にフケが増えたり、頭皮がかゆい、、という貴方のような方のフケは乾性フケです。
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頭皮の乾燥がフケの原因
頭皮も身体の他の部分の皮膚と同じように、角質層は約20層の細胞が積み重なり、その間隙をセラミドなどの角質細胞間脂質がピッタリと塞いでおり、この緻密構造によって、肌に細菌や異物が入り込むのを防ぐ「バリア機能」を作っています。
バリア機能を維持するためには、角質層に水分を蓄えておく必要があり健康な角質層は20~30%の水分を含んでいます。
しかし、
角質層を乾燥から保護する皮脂が不足したり、セラミドなどの保湿成分が不足したりすると、「乾皮症」や「皮脂欠乏性湿疹」の症状が起こるのです。
セラミドは加齢とともに少なくなり、シワの原因になるのですが、同じことが頭皮でも起こっており、加齢とともにフケも増えるのです。
乾皮症皮・脂欠乏性湿疹とは
皮膚のバリア機能が損なわれ、乾燥して角質がはがれてしまっている状態です。
外見上、皮膚の表面がガサガサしていたり、白い粉をふいたようになったり、ひび割れができ、痛みやかゆみが発生するのが一般的症状です。
- 外見 : ガサガサ、白い粉、ひび割れ、
- 症状 : かゆい、痛み
いかがですか?
- フケが多い
- かゆい
これが、頭皮の「乾皮症皮・脂欠乏性湿疹」なのです。
乾皮症皮・脂欠乏性湿疹は皮膚のバリア機能が壊れた状態で、弱酸性に保たれている皮膚がアルカリ性に傾くことから、細菌が繁殖しやすくなり細菌感染のリスクが高まっています。
貴方のフケや痒みは、頭皮の乾燥性湿疹です。
乾皮症・皮脂欠乏性湿疹の原因
乾皮症皮・脂欠乏性湿疹は、頭皮以外にも、主婦、美容師、看護師など、頻繁に洗浄剤などを触る職業の人や銀行員のように紙を扱う人では、手に乾燥性の湿疹が出やすくなります。
乾皮症・皮脂欠乏性湿疹の原因は、「外的因子」と「内的因子」があります。
外的因子
- 皮膚の水分や皮脂を奪う洗浄剤や薬剤
- 空気の乾燥などの環境的条件
- 紙などの皮脂を吸い取る物への接触や皮膚への物理的刺激
内的因子
- 加齢や食生活などによる皮脂やセラミドなどの分泌低下
- アレルギー体質
いかがですか?
貴方のフケや痒みの原因は、空気乾燥と皮脂不足です。
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フケやかゆみを防ぐには
フケやかゆみを防ぐことは簡単です。
貴方のフケや痒みの原因は、空気乾燥と皮脂不足ですから、
- 乾燥を防ぐ
- 皮脂を取り過ぎない
この2つを実行すれば良いのです。
方法は簡単、シャンプーの見直しです。
シャンプーには使用している界面活性剤の種類により6種類に分類されます。
- 天然物 (天然物由来)
- 石けん系 (天然物由来)
- 脂肪酸エステル系 (天然物由来)
- アミノ酸系 (天然物由来)
- 高級アルコール系 (石油由来)
- 石油系 (石油由来)
詳しく見る >>> シャンプーで薄毛に毛が生えるのか
高級アルコール系シャンプーや石鹸系は洗浄力が非常に強く、たくさん汗をかく夏などには良いのですが、乾皮症皮・脂欠乏性湿疹気味の貴方には少し洗浄力が強すぎ、皮脂を取り過ぎてしまうのです。
このようなときには、アミノ酸系シャンプーが適していますので、空気も乾燥して頭皮や頭髪が乾燥気味なときにシャンプーを変えてみてください。
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さらに、頭皮や髪の毛の乾燥を防ぎ皮脂の取りすぎを防ぐ方法として、洗髪前に椿油やホホバオイルで頭皮をマッサージしてから洗髪する、
あるいは、シャンプー後に椿油やホホバオイルでリンスをすることが奨められています。
- 洗髪前に椿油やホホバオイルで頭皮マッサージ
- シャンプー後に椿油やホホバオイルを数滴入れてお湯でリンス
しかし、
もっと良い方法は、
アミノ酸系シャンプー + 馬油 = 皮脂を取り過ぎず乾燥を防ぐシャンプー
のシャンプーを使えば、1回で済み、髪にも優しいのです。
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シャンプーを変えるだけでも頭皮や髪の毛の保湿が保たれ、フケやかゆみが改善されるはずですが、ビタミン剤でビタミンを補うことは身体の健康にもなります。
ビタミン剤などのサプリメントの使用も頭皮だけでなく、顔などの乾燥を予防するのに効果があります。
- ビタミンA :表皮ケラチン合成の抑制
- ビタミンB2 :脂質代謝、エネルギー代謝の改善
- ビタミンC :メラニン還元作用と活性酸素の除去
- ビタミンE :皮膚の血行を良くする
フケが多い、頭皮が痒いと感じたら、
それは冬期の空気の乾燥やシャンプーによる皮脂の取りすぎによる乾燥性湿疹ですから、
冬の乾燥している時期だけでもシャンプーを変えてみてください。
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