AGAをセルフチェックで診断する
30代男性から、
『最近、薄毛になってきたのですが、自分の薄毛がただの薄毛なのかAGAによるものを調べる方法はありませんか?。』
『病院やクリニックに行けば良いのかも知れませんが、そこまで勇気がありませんしネットでのセルフチェックではいかにも病院へ誘導しているようで信用がなりません。』
という相談が来ました。
『客観的にAGAをセルフチェックする方法はありませんか?』 という内容ですね。
薄毛が気になっても自分が本当にAGAという薄毛なのか、、、
かといって、クリニックに行くものちょっと勇気があるものです。
そこで探してみました、、、「AGAの自己診断」
AGAを自己診断する
病院の皮膚科やAGAクリニックでのAGAの診断法については以前にもこのサイトで記載しました。
詳しく見る >>> こめかみの生え際が薄毛になったらAGAです
日本皮膚科学会におけるAGAの診断基準は、
『耳の穴と頭頂部を結んだ線と、こめかみ部分の生え際(額角)の線の距離が2センチ以下ならAGA』、と診断されます。
私も鏡を見ながら自分でやってみたのですが、なかなか正確に測れませんし、
家内に手伝って貰って測ろうとしたのですが、「もっと後よ!」、「それじゃ後ろ過ぎだろ、、」となるべく距離を短く測りたい自分と家内のせめぎあいでうまく測れませんでした、、。
私は医者に行ったことはないのですが、AGAクリニックへ行った同僚の話では、
「自分ではそうではないことを願っていたんだけど、医者は顔を見たらもう治療を、、みたいな態度だった」、といっていましたから、クリニックとしてもやってきたカモは逃したくないのでしょう。
医者に行っても、問診で、「抜け毛が多いか?」、「枕カバーにどれくら抜け毛がついているか?」、「洗髪のときにたくさん抜けるか?」、などと聞かれただけで、検査というものは無かったそうです。
そうです、AGAには、高血圧や糖尿病やその他の病気にあるように、「血圧で判断する」、「血糖値で判断する」、というような客観的な検査数値はないのです。
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AGAの遺伝子診断とは
これも、以前に書かせて貰ったのですが、遺伝子検査でAGAになる可能性があるか否かを調べることができます。
詳しく見る >>> 若ハゲの髪の毛を食べ物で守るにはまず自己診断が必要
AGAの体質は遺伝します。
あなたのお祖父さんやお父さんがAGAであれば、あなたもAGAになる可能性は、遺伝学上は2/3の確率なのです。
ですから、遺伝子でAGAになる可能性があるかどうかを知ることができます。
AGAの遺伝子診断では、アンドロゲンを受け取る受容体(アンドロゲンレセプター)の感受性を遺伝子レベルで分析するのですが、
- 脱毛リスク : 若い時期にAGAを発症するリスクを予測
- 治療効果の予測 : AGA治療薬であるプロペシアの効果を予測
を知ることができます。
費用は12,960円ですから、そんなに高いわけではありません。
インターネットで申し込み、口腔内粘膜を採取して郵便でおくれば、2週間ほどで結果が送られてくるようですが、現時点でのAGAの遺伝子診断の信頼度は余り高くないとも言われています。
また、遺伝的にAGAになりやすい体質だとしても、規則正しい生活、充分な睡眠、髪に良い食生活をすればAGAになるとは限りません。
AGAは「遺伝的体質+環境因子」で決まるのです。
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AGAのセルフチェック項目
AGAの治療薬はプロペシアが唯一ですが、プロペシアの販売元であるMDAのホームページに、「AGAのセルフチェック」というサイトがあります。
- 父や父方の祖父母に薄毛の方がいますか(Yes/No)
- 早や母方の祖父母に薄毛の方がいますか(Yes/No)
- 以前に比べて抜け毛が増えましたか(Yes/No)
- うぶ毛が増えて、髪のコシが無くなりましたか(Yes/No)
- 思春期以降に髪の毛が薄くなりましたか(Yes/No)
- 薄毛は徐々に進行していますか(Yes/No)
- 額の生え際から髪の毛が後退しましたか(Yes/No)
- 頭頂部の髪の毛から薄くなりましたか(Yes/No)
- 額の生え際と頭頂部と両方から薄くなりましたか(Yes/No)
と進むのですが、
Yes/Yes/Yes/Yes、、、、と進んでいくと、
『AGAの可能性があります、お医者さんに相談する必要があります』 → 『病院検索』、、、と続くので。
ちなみに、 No/No/Yes/No/No/No、、、、 9問中、Yesを1個にしたのですが、
『AGAの可能性があります、お医者さんに相談する必要があります』、でした。
どうもこのセルフチェックは当てになりません。
AGAクリニックの無料相談
残るはAGAクリニックの無料相談ですね。
病院では無料相談なんて言うのはありませんが、最近増えている「AGAクリニック」や「発毛クリニック」などでは「無料相談」というのを設けているところがたくさんあります。
有名なところでは、
- 銀座クリニックの「銀クリAGA.com」の無料カウンセリング
- 湘南美容外科の「ルネッサンスクリニック」の無料カウンセリング
で、ネットで予約できるのです。
しかし、
- 無料で診てくれるのでしょうか、、、?
- 本当にお金を払わないで帰って来られるのでしょうか、、、?
治療の契約をさせられる、、、、? 育毛剤などを買わされる、、?
ですから、大手のクリニックを選ぶべきです。
気になったら育毛剤で予防を開始
AGAを客観的に診断する良い方法はなさそうです。
特に、薄毛というのは気になったら、自分は相当ハゲている、このまだとツルツルになる、、、と夜も眠れないほど悩んでしまうのです(私も一時そうでしたから、、)。
でも、他の人が見たら、そうでもないよ、年相応だよ、、という程度なのですが、薄毛は気になりだしたらもうダメです。
一番良いのは効果のありそうな育毛剤を使い始めることです。
AGAの原因は分かっています。
男性ホルモンであるテストステロンが5α-リダクターゼという酵素によってジヒドロテストステロン(DHT)という男性ホルモンに変わるのですが、DHTがTGF-βというホルモンの一種であるサイトカインを介して発毛を抑制してしまうのです。
ですから、AGAでは5α-リダクターゼを抑制する必要があるのです。
プロペシアは5α-リダクターゼ抑制作用のある飲み薬で、医者の診察を受ければ処方して貰えますが、勃起不全などの性機能に関する副作用があることが知られています。
まだ、薄毛が気になりだしたという程度だとすれば、5α-リダクターゼ抑制作用のある育毛剤で充分だと思います。
私も、5α-リダクターゼ抑制作用の有る育毛剤をいろいろ探したのですが、「薬用プランテル」が最も良いと判断して9月から使っています。
詳しく見る >>> 薬用プランテルはAGAに有効な育毛剤
最近分かったことですが、40代の家内が薄毛防止に使い始めたM-1育毛ミストは、
毛母細胞を刺激して発毛を促進すると同時に、TGF-β抑制作用もあるのだそうです。そこで、
家内のをちょこちょこ借用して、M-1育毛ミストも使っています。
AGAは進行しますから、気になりだしたら予防を開始すべきです。
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