日本毛髪科学協会の認定講師で毛髪診断士の けんぞう です。
今日もご覧になっていただきありありがとうございます。
今年も科学的根拠に基づいた育毛関連の情報をお届けしたいと思います。
目次
はじめに
若ハゲを防ぐには頭皮ケアも重要です
髪の毛は毛穴の奥にある毛母細胞という細胞が生み出しますが、頭皮の血行を良くしたり、乾燥を防いだり、毛穴の詰まりをなくしたり、若ハゲを防ぐには頭皮環境の整備も重要です。
発毛は毛穴の奥にある、毛母細胞と毛乳頭細胞という細胞の働きで生み出されて成長します。
毛母細胞は細胞分裂によって繊毛という毛の赤ちゃんを生み出します。
毛母細胞の側には毛乳頭細胞という細胞が有りますが、毛乳頭細胞は毛母細胞に栄養素を送り、また毛母細胞を刺激して毛の成長を促します。
繊毛は次第に大きくなり、やがて皮膚の上に顔を出すのです。
毛母細胞や毛乳頭細胞を活性化するには栄養素が必要
毛母細胞や毛乳頭細胞が繊毛を育てるには栄養素が必要です。
髪の毛を成長させるには、
- 蛋白質
- ビタミンB群
- 亜鉛
- オメガ3脂肪酸
が必要であることは前の頁でもお話ししました。
髪を育てるには、髪の毛にいい食べ物を過不足なく摂取することが必要なのです。
髪の毛を育てるには健康な頭皮が必要
髪の赤ちゃんを産みだして育てる毛母細胞が種だとしたら、頭皮は畑に相当します。
- 毛母細胞 : 種
- 頭皮 : 畑
頭皮には毛細血管が張り巡らされており、毛母細胞や毛乳頭細胞に酸素や栄養素を運んでいます。
頭皮の健康が損なわれると頭皮の血行が悪くなり、毛母細胞や毛乳頭に充分な栄養素や酸素の供給ができなくなり、毛の成長が損なわれてしまうのです。
毛穴の奥には、皮脂腺があります。
皮脂腺は皮脂といわれる脂肪に富んだ分泌液を分泌して毛の表面を被い乾燥を防いで毛の表面のキューティクルを守ります。
皮脂腺から分泌されて皮脂は頭皮表面にも広がり、頭皮を乾燥から守ります。
頭皮の健康が損なわれれば毛の成長が損なわれる
皮脂分泌が過剰になると毛穴を詰まらせ、抜け毛の原因になります。
また、頭皮にはたくさんの汗腺もありたくさんの汗をかきますから清潔に保たなければ毛穴を詰まらせてしまいます。
脂漏性脱毛症 : 皮脂分泌が過剰で脂漏性皮膚炎をおこして脱毛する
脂漏性皮膚炎 : 余分な皮脂が頭皮に溜まり頭皮が赤くかぶれ脱毛をおこす
乾燥性皮膚炎 : 皮脂分泌が不充分だったり過度の洗髪で皮脂がなくなり炎症を起こす
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シャンプーによる洗髪で頭皮を健康に保つことが大切
頭皮は汗腺の働きも活発なので、汗もたくさん出ます。
頭皮は、人間にとって大切な排泄器官でもあるのです。
皮脂腺や汗腺から排出された皮脂や汗は、頭皮の老廃物や髪から剥がれたキューティクル、そしてホコリやゴミなどを吸着します。
たった1日でもそのまま放置しておけば頭皮の環境を悪化させることになります。
シャンプーによる洗髪は、頭皮を刺激して血行を良くし、酸素や栄養素を毛母細胞や毛乳頭細胞に届くようにするためにも重要なのです。
洗髪で重要なことは、
頭皮を洗うこと
洗髪は、皮脂が多く雑菌が繁殖しがちな頭皮を清潔に保つために行うことです。
洗髪の目的は、髪ではなく、頭皮を洗うことだと考えてください。
指先で頭皮をつまむように、マッサージするように心掛けると有効です。
すすぎの際は、シャワーが頭皮の地肌に直接届くようにして十分にすすぎ、すすぎ残しのないように心掛けてください。
洗髪後は、必ず乾かしてから寝ることも重要なポイントです。
詳しく読む >>> 若ハゲを防ぐには髪の毛にいい食べ物と頭皮ケアー
頭皮や髪の毛によいシャンプーを使うこと
たくさんのシャンプーが市販されています。
- どのシャンプーが自分の頭髪状況に合っているのか、、、
- どのシャンプーが自分の薄毛に良いのか、、、
迷ってしまいますよね、、、、。
大切なことは、
自分に合ったシャンプーを選ぶこと です。
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シャンプーを選ぶポイントとして、
- 洗浄力
- 髪の保湿効果(トリートメント)
を優先してしまいがちですが、これは間違いです!
重要なことは、
貴方の薄毛やハゲの状態に合ったシャンプーを選ぶこと なのです。
詳しく見る >>>> 自分の薄毛の状況に合ったシャンプーを選ぶ
また、シャンプーにはいろんな種類がありますから、あなたの髪の状態にあったシャンプーを選ぶことが大切です。
シャンプーの種類と特徴はそれぞれのページに詳しく書きましたので参考にしてください。
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