愛用の育毛剤パディーリーフが製造終了してしまった
日本毛髪科学協会の認定講師で毛髪診断士の けんぞう です。
今日もご覧になっていただきありありがとうございます。
今日も科学的根拠に基づいた育毛関連の情報をお届けしたいと思います。
はじめに
さてさて大変なことになりました。
私が長年にわたって使ってきた育毛剤が発売中止になってしまったのです。
私が使っていた育毛剤はパディーリーフという製品です。
パディーリーフという育毛剤はメディカルヘアリサーチという会社が販売している製品です。
この製品についてはハゲない理由は良い育毛剤を使ったからでもお知らせしたことがあるのですが、
製造を中止してしまったようなのです。
さて困った、これからどの育毛剤を使おうか、、、
愛用の育毛剤パディーリーフが製造終了
私はメディカルヘアリサーが製造販売しているパディーリーフという育毛剤を20代後半から30年以上も使用しています。
パディーリーフ(paddy leaf)は稲穂というような意味があるのですが、
発売当時は「稲穂の成分から抽出して有効成分が、、」というようなコンセプトだったと思います。
5α-リダクターゼがAGAの原因だということは多くの人が知っていると思いますが、
当時はAGAという言葉も、5α-リダクターゼという酵素の名前も専門家以外はほとんで知らない専門用語でした。
しかし、パディーリーフの容器や外箱には、
「5α-リダクターゼの作用を抑制し正常な育毛、発毛効果をもたらします」と書かれているのです。
パディーリーフの有効成分は、
- エチニリルエストラジオール(女性ホルモン成分)
- トウガラシチンキ(トウガラシカプサイシン)
唐辛子の辛み成分であるカプサイシンは血行を良くする働きがあります。
辛いものを食べると体がほてってきて汗が出るのは、
皮膚の血管が拡張したことによるのです。
当然、頭皮の毛細血管も拡張して血行が良くなりますので、
毛根部の血行が良くなって発毛や育毛が促進されるのです。
エチニリルエストラジオールというのは女性ホルモンの一種です。
女性ホルモンを頭に塗って大丈夫なのか?と心配されるかもしれませんが、
男性の体でも女性ホルモンが作られ、女性の体でも男性ホルモンが作られているのです。
女性ホルモンはAGAの原因となる5α-リダクターゼを抑制する作用があるのです。
ですから、育毛剤にはヒオウギなどの植物由来の女性ホルモン用成分が必ずといって良いほど含まれているのです。
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長く使い続けることが髪の毛を保つ秘けつ
パディーリーフが製造中止になった理由は不明ですが、
製品に問題があったわけではないと思われます。
パディーリーフははっきりいってマイナーな育毛剤です。
発売された数十年前には新聞に記事が掲載されるほど脚光を浴びたのですが、
昨今は数え切れないほどの目新しい新製品が続々と発売されていますから、パディーリーフ完全にマイナーな育毛剤になったといわざるを得ません。
しかし、パディーリーフは良い育毛剤でした。
60を超した高齢者になったのですが、髪の毛はまだ若い者に負けません。
私は、髪の毛を保つには良い育毛剤を使い続けることだと思っています。
ご存じのように髪の毛に限らず、体毛には毛周期(ヘアサイクル)というものがあり、
発毛してから、成長、休止、退行、そして脱毛する一連の流れです。
毛周期は髪の毛、ワキ毛、陰毛、まゆ毛などでそれぞれ周期の長さが違うのですが、
髪の毛の毛周期は2~6年で平均4年といわれ、非常にゆっくりした動きなのです。
AGAといわれる男性型脱毛症では、通常では2~4年の成長期が数カ月から1年程度に短縮してしまうのです。
治療薬や効果のある育毛剤を使うことによって、徐々に成長期が延びていくのですが、
正常な平均4年の成長期に戻るには相当な期間が必要なのです。
国内ではAGA治療薬として承認されていないフィナステリド内服薬(リアップと同じ成分の内服薬)を服用してもAGAが改善するまでには2年はかかるといわれているのですから、
医薬部外品の育毛剤で脱毛を予防するには長い期間使用することが不可欠なのです。
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まとめ
長い間愛用していた育毛剤パディーリーフの製造が中止になってしまいました。
今まではパディーリーフをベースにして、
皆様にお伝えするために、プランテル、フィンジアなどの新製品を試用していたのですが、
ベースのパディーリーフに替わる育毛剤を見つけなければなりません。
皆様にも選択の過程をお知らせしますのでお待ちください。
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