薄毛治療薬は危険!
薄毛治療薬は危険!全身毛だらけ、寿命短縮、勃起不全、乳房肥大の副作用。
という記事を見つけましたが、薄毛治療薬は危険なのでしょうか?
まだこの記事を読んでいない貴方に内容をご紹介します。
薄毛治療薬は危険!
つい先日、Business Journal に、
薄毛治療薬は危険!全身毛だらけ、寿命短縮、勃起不全、乳房肥大の副作用
という衝撃的なタイトルの記事が掲載されました。執筆者は清談社の西山大樹という方ですね。
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Business Journal(ビジネスジャーナル)は、(株)サイゾー社が2012年4月から配信を開始した、「ビジネスの”本音”に迫る」情報サイトで、企業・経済ニュースから、ビジネススキル、蓄財・運用やヘルス・ライフにまで及ぶ”本音の”情報を配信しています。
(株)サイゾー社は、月刊サイゾーを出版している会社ですね。
このサイトでも、プロペシアの副作用についてできるだけ詳しく書いていますので、「勃起不全」なの副作用についてはお知らせしていますが、
- 全身毛だらけ
- 寿命短縮
- 勃起不全
- 乳房肥大
とは、ちょっと怖いですね。
そんなことで、まだ読んでいない貴方に、西山氏の書かれた、「薄毛治療薬は危険!全身毛だらけ、寿命短縮、勃起不全、乳房肥大の副作用」の記事をご紹介させていただこうかと思うのです。
薄毛治療薬:全身毛だらけ、寿命が縮まる
西山氏は、記事の中で、「発毛剤で全身に毛が生え、結局レーザー脱毛に、、」と紹介している。
これは、ミノタブを飲んで全身に毛が生えたというAさん(42歳)の例を引いている。
Aさんは、ミノタブを服用したのだそうだが、
- 飲み始めてすぐに驚くほど毛が生えてきた
- しばらくすると、頭髪以外にも、額や指などに太い毛が生えてきた
- そのうち、全身が毛でボーボーになり獣人のようになった
- レーザー脱毛で脱毛しなければならないハメになった
のだそうです。
ミノタブというのは、ミノキシジルのタブレット(錠剤)です。
ミノタブを飲んで全身が毛でボーボーと言うことは、岡本隆史も報告しています。
くわしく見る ⇒ 岡本隆史の髪の毛が増えた
ミノキシジルは、一般医薬品として薬局で販売されているリアップの有効成分で、男性では5%、女性では1%の濃度の塗布薬(ヘアーローション)ですが、20歳未満のヒトは使用禁止です。
国内では、大正製薬のリアップしか許可されていないのですが海外では、飲み薬として売られているのですが、一部の発毛クリニックやインターネットの個人輸入サイトで入手でき、服用しているヒトもかなり多いそうです。
ミノキシジルはもともと高血圧の治療薬として開発されたのですが、臨床試験中に毛が生える副作用が見つかり、経口剤から塗布剤に変更して育毛薬として発売されたのです。
高血圧の治療薬ですから、血管拡張作用が有り、頭皮の血行を良くすることにより発毛を促進すると考えられています。
国内でも経口剤の開発を行ったのですが、犬を用いた動物試験で犬の心臓が破裂したことから開発は中止されたのです。
従って、西山氏は、「経口タイプのミノキシジルの場合は、心臓や肝臓、腎臓の負担が大きく、寿命を縮めてしまう恐れもある」と書いているのです。
くわしく見る ⇒ リアップは薄いから効果がないのか
具体的に、ミノタブを服用して死亡したという報告はありませんが(実際はあるのかも知れませんが、表面化していない)、ミノタブはアメリカでも育毛剤として認可されていませんし、インターネットの個人輸入代行サイトなどで入手できる経口剤のミノキシジルは、「ミノタブ」、「ロニテン」などですが、インドなどで作られているジェネリック品ですから、何かあっても自己責任です。
興味があり、飲んでみたいと思う方は上のサイトに詳しく書いていますから、参考にしてください。
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薄毛治療薬で乳房肥大
リアップは1999年に発売されていますが、国内における薄毛治療薬にはもう一つ、2005年に万有製薬(現・MSD)から発売されらプロペシアです。
プロペシアは、国内唯一の薄毛治療の医療用医薬品で、男性型脱毛症(AGA)を適応に、飲む育毛剤として一大センセーショナルを呼びました。
プロペシアは元々は前立腺肥大の治療薬として開発されたのですが、AGAにも効果があることが分かり、AGA治療薬として適応拡大されたのです。
前立腺肥大でもAGAでも、男性ホルモンのテストステロンが5α-リダクターゼという酵素によってできたジヒドロテストステロン(DHT)がその原因であることから、DHTを産生する5α-リダクターゼを抑制する化学物質・フィナステリドが成分なのです。
プロペシアには性機能に関する副作用があることは開発段階から判明しており、1~5%の割合で、
- 性欲減退
- 勃起不全
- 精液減少
などの性機能に関する副作用があることが添付文書に明記されているのですが、さらに深刻な副作用が判明しているのです。
これは、「ポスト・フィナステリド症候群」といわれ、プロペシアの服用を中止した後にも深刻な副作用があるというのです。
ヨーロッパやアメリカでは深刻な副作用として問題視されていますが、国内では「1~5%の軽い副作用」と気楽に考えられているようです。
くわしく見る ⇒ プロペシアの性機能に関する副作用は本当です
薄毛治療薬で乳房が女性化
5α-リダクターゼには1型と2型があり、プロペシア(フィナステリド)は1型しか抑制しないのですが、グラクソスミスクラインのアボルブ(ディユタステリド)は1型も2型も抑制することから、アボルブはプロペシアよりもAGAに効果があるというのです。
アボルブも前立腺肥大の治療薬でしたが、昨年、男性型脱毛症の治療薬(AGAはMSD社の商標で使えない)としての承認を受けて11月に発売される予定でしたが、工場の生産ラインの不都合でまだ発売されていません。
くわしく見る ⇒ ザガーロの発売延期の理由
しかし、アボルブには、「乳房の女性化」の副作用があることが分かっています。
西山氏の記事の中でも、アボルブのジャネリックを服用して乳房が女性化した事例が記されている。
40代のBさんが証言する。
「アボダートを2カ月間服用したところ、まるでニューハーフのように乳房が大きくなってしまったのです。性欲もかなり減退し、その後しばらく、まったく勃起しませんでした」
このBさんの例では、アボルブのジャネリック品を個人輸入して服用したとみられるが、一部の発毛クリニックでは適応外処方としてアボルブをAGAの治療に使用しているところもあるそうだ。
なお、
アボルブの臨床試験では、0.5mgの服用で
- 乳房障害(女性化乳房、乳房痛など) : 6例(1.5%)
が見られたと報告されているが、
- 勃起不全 : 13例(3.2%)
が見られたそうで、数字の上ではプロペシアよりも出現率が高い。
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薄毛に悩むなら専門医へ相談を
西山氏の記事は、タイトルこそ、
薄毛治療薬は危険!全身毛だらけ、寿命短縮、勃起不全、乳房肥大の副作用
とやや過激なのですが、
内容を見る限り事実に即して書かれており、誇大や鼓脹した内容ではないのです。
西山氏が警鐘を鳴らすのは、
- 自己責任による個人輸入代行で入手した薬ではとんでもない副作用に悩まされるリスクもある。
ということなのだ。
さらに、
- リアップ、プロペシア、アボルブは、AGAに効果的とされるが、薬を服用し続けることで寿命が縮まることになればそれこそ本末転倒である
としている。
西山氏が薦めるのは、
- そこで、個人輸入のリスクを軽減するために、医療機関で血液検査を行う人も多いという
と提案しているが、薬の服用前に血液検査を行い、その検査数字によって育毛剤の効き目を予測することが可能なのです。
薬との相性がわかり、無駄な出費を抑えることもできるが、なによりも医療用医薬品を個人輸入で服用することはリスクが大きすぎるのです。
最近の市販の育毛剤も医薬品を凌ぐ効果ががあるものもたくさん有ります。
しかし、一番重要なことは、最低でも6ヵ月は使ってみることです。
髪の毛には毛サイクルという周期があり、発毛を実感するにはどんなに早くても半年はかかるのです。
髪の毛の伸びるスピードは1ヵ月に0.3~0.4ミリ、1ヵ月に1.2センチしか伸びないのです。
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