髪の毛にいい食べ物で若ハゲを防ぐことができます
日本毛髪科学協会の認定講師で毛髪診断士の けんぞう です。
今日もご覧になっていただきありありがとうございます。
今年も科学的根拠に基づいた育毛関連の情報をお届けしたいと思います。
目次
はじめに
薄毛に悩んでいる人は貴方だけではありません。
国内でハゲに悩む男性は1,260万人もいるといわれています。
国内の成人男性は4,200万人ですから、成人男性の3人に1人はハゲに悩んでいると言うことになります。
成人男性の3人に1人がハゲで悩んでいる
日本人のハゲの人口は他の国に比べて、それほど多いわけではありません。
アデランスがフィールド調査した世界の人々の薄毛率によれば、日本のハゲ人口は世界14位です。
ハゲの世界1位はチェコ。2位、3位はスペイン、フランスと欧州ではハゲ率は40%を超え、男性の半数はハゲているのです。
日本人のハゲ率は戦後に急激に増えていると言われており、今後ますますハゲに悩む人が増える可能性が有るのです。
若い人のハゲが増えている
以前はハゲといえばお年寄りのイメージでした。
長谷川町子さんのサザエさんの波平さんは
頭頂がはげていますし、ドラマや舞台でも
お年寄りは大体はげているのが普通です。
ハゲ = お年寄り
のイメージでした、、、。
しかし、最近は若い人のハゲが増えているのです。
通常、ハゲは40代以降に見られ、壮年型脱毛症といわれるのですが、
10代後半や20代前半からハゲる、若年性脱毛症が増えているのです。
AGAクリニックや脱毛症クリニックがたくさん開設されていますが、お母さんに付き添われてクリニックに来院する高校生も多いのだそうです。
若ハゲには食事の西洋化が影響している
ハゲにはたくさんの原因が挙げられています。
- 年齢
- 遺伝
- 栄養バランス
- 喫煙
- ストレス
- 睡眠不足
- 頭皮環境
- ホルモン
その中で、日本人の食生活の西洋化が大きく影響しているのではないかと考えられています。
お気づきですか?
上に示した、「世界ハゲ人口ランク表」では、欧米諸国が上位を占め、日本、韓国、タイ、中国、上海、などアジア諸国は低位置を占めています。
国によるハゲ率の差には民族的な要因もあるのですが、食事様式が大きく関与しているのではないかと推察されているのです。
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食事の西洋化がハゲに与える影響とは
戦後、日本の食生活は大きく変わりました。
白米に豆腐とワカメのお味噌汁
これが昔の日本人の定番の食事でした。
(日本人にハゲや薄毛が増えたのは、大豆イソフラボンの摂取量が少なくなったからだと説く学者もいます。)
それが、バターや焼き肉など脂質の多い食事に変化したのです。
さらには、ファーストフードの多食も悪影響を及ぼしています。
脂質の多い食事の影響
皮脂腺から分泌された“皮脂”は、毛の表面に伸展し、髪の表面のキューティクルを乾燥などから保護しているのです。
脂質の多い食物の摂り過ぎは、皮脂分泌を過剰にしてしまいます。
皮脂分泌が過剰になると、頭皮環境を悪化させ、さらに毛穴が詰まらせたり育毛を阻害してしまうのです。
ファーストフードの影響
ハンバーガーなどのファーストフードや、ポテトチップなどのスナック菓子のようなジャンクフードの多食は脂質の多い食事よりも髪にとって悪影響を及ぼし
ていると考えられています。
ファストフードはジャンクフードとも呼ばれます。ジャンクとはゴミとかガラクタと言う意味ですが、貴男の体に良い影響を与えていないのです。
AGEという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
AGEは、Advanced Glycation End Products(終末糖化産物)の略で、
AGEは老化の原因物質だとして、最近注目されているのです。
年をとったら、皮膚がたるんだり、ハゲたり、筋肉や骨が弱くなったり、血管がポロポロになったり、視力が衰えたりするのですが、自然にそうなるのではなく、AGEが関与していると言われています。
また、認知症や発癌にも関与している研究報告があります。
AGEは体の中の蛋白質と糖が「メイラード反応」という過程により作られるのですが、AGEがたくさん含まれる食べ物を食べることで外からも取り込まれて体内に蓄積します。
高温で焼いたり、油で揚げたりするものにはAGEが多い
- ファーストフードを清涼飲料水で早食いするのは、最悪
- 人工甘味料の「果糖」入りの飲食品はAGEをつくるスピードが10倍
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髪に良い食べ物をたくさん食べよう
ハゲの原因は一つだけではありません。
しかし、食生活が薄毛やハゲに大きな影響を与えていることは間違いありません。
貴方の薄毛も、食生活を見直すことによってストップできる能性が有るのです。
髪に良い食べ物 = 体に良い食べ物 なのです。
貴方も、食生活を見直してみませんか?
髪に良い食べ物
たんぱく質
髪の毛の成分はたの部位とは大きく異なり、その95%は蛋白質でできています。
そして、その蛋白質の97%はケラチンといわれる蛋白質で作られているのです。
健康な髪の毛を作るには良質の蛋白質が重要で、特に大豆蛋白質が良いとされています。
ビタミン
ビタミンは髪の毛にとって重要な働きをしています。髪の毛の老化を防いだり、頭皮の血行を促進する効果を持ちます。
- ビタミンE・・・かぼちゃ、ウナギ、ナッツ類
- ビタミンC・・・ミカンなどの果実類
- ビタミンA・・・レバーなど
- ビタミンB2・・牛乳
- ビタミンB6・・バナナ、ナッツ類、かつおなど
ミネラル
ミネラルは、身体の代謝にとって重要で、酵素の働きを助け、身体にとってなくてはならない成分です。
髪の毛においても、の育成を促したり、髪の毛に潤を与える働きをしていますが特に亜鉛が重要です。
亜鉛は髪の毛の細胞分裂を促し太くコシの強い髪の毛に成長させます。
また、後で述べますが、AGAの原因であるDHTの産生を抑える作用もあるのです。
亜鉛が不足すると痩せた弱い髪の毛になり、薄毛を招いてしまいます。
亜鉛は、牡蠣、スルメ、ウナギなどに豊富に含まれます。
髪の毛に良い食べ物は上に紹介したようなものです。
重要なのは栄養素のバランス
若ハゲを防ぐには髪の毛によい食べ物を食べることだ大切ですが、重要なことはバランス良く食べることです。
髪の毛に良いからと言って偏った食事では髪の毛の健康を保つことができません。
食事のバランスを考え、髪の毛にいい食物を積極的に摂取することにより薄毛防止の効果が期待できるのです。
詳しく見る >> 髪の毛に良い食べ物とは
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